『戦士たちの夜 Coming Home』
バス事故
戦地から帰ってくるリック(ドリューの恋人)ら兵士を乗せたバスが事故に遭遇。
リックは右足を負傷、脚を切断するしか命が助かる方法はない。兵士である彼の脚を残すためTCは一か八かの緊急処置をするが最終的に切断するしか道は残されていなかった。
クリスタは若い兵士のウィルソンの手当てをする。意識もありそこまで重症ではない彼は、クリスタにデートを申し込んだりと元気だったのだが突然、鼻や目から出血し始める。原因不明で一度はITP(特発性血小板減少性紫斑病)かと思われたが、熱と全身のかゆみに襲われ意識がなくなってしまいそのまま帰らぬ人となった。サシチョウバエに刺されてかかる内蔵リーシュマニア症であった。ステロイドで炎症は収まったが免疫低下を招いたのだ。救う手はなかったのだ。
脚を切断するぐらいなら死ぬと頑なだったリックは、ウィルソンの死を間近に見て手術をすることを決意する。手術の不安からドリューの手を握ろうとするが、同性愛であることで人目を気にするドリューはそれを拒んでしまう。
手術室に移動するリックを見送るドリューは、クリスタから「彼を支えられないなら格闘技やレスキューも意味はない」と言われ気づかされる。リックに愛してるとキスをして彼を見送ることができた。
TCとジョーダン
TCは出勤前にジョーダンの家に行き、先日のキスのことと本当の気持ちを伝えにきていた。バス事故で負傷者多数の連絡があった2人はジョーダンの車で一緒に出勤するところを彼女の恋人スコットに見られてしまう。ジョーダンは彼のバイクが壊れたから送ってもらうよう頼まれたとウソをついてしまうが、元々険悪な彼らはリックの脚の切断手術で揉めて殴り合いに発展する。スコットは根本的な問題として、彼女をタクシー代わりに使ったことが気に入らなかったようだ。それがウソだったと打ち明けたジョーダンだったがスコットはウソをつかれたことに怒る。
トファーはTCに彼らの仲を引き裂くなと忠告する。
その後、TCはジョーダンに家に行ったことを謝るが、キスしたことは別だという。彼女も拒んでなかったからなのだ。
ドギー・ハウザー
ポールは目を負傷した兵士の手当てをする。しかし、ポールの歳が若いこともありTVドラマ「天才少年ドギー・ハウザー」のドギーと呼ばれ執拗にからかわれる。
だがその後、リハビリ室のジャグジーで足を滑らせた兵士は、治療した眼球が飛び出してしまう。ポールはジョーダンの指示の元、その場で眼球を戻す手術を成功させ、兵士たちの敬意を勝ち取るのだった。
妊娠検査
精神科医のランドリーは常連患者のパーマーに毎回振り回されていた。今日は俳優のマット・デイモンと愛し合っていて妊娠したと戯言をいってきた。身ごもって2年になるけどいよいよ出てくるらしい。仕方なく妊娠検査を進めるが検査結果は陽性。妊娠していた?!
詳しく検査すると卵巣腫瘍だと判明する。この腫瘍のせいで妊娠検査が陽性になったようだ。この腫瘍を取ってしまえば彼女の精神状態も安定するようだ。
婚活ラゴーサ
離婚が決まったラゴーサ事務長。出会い系サイトに登録したことがケニー看護師にバレる。ケニーは休日希望と交換条件で出会いが増えるよう良いプロフィールに書き換える手助けをする。恋愛指南ををしつつ女性の好みを聞き出すが、彼の本命がランドリーだと気付く。だが、事務長は自分には高根の花だと言うだけだった。
感想
まって!すごく良いエピソードなのに全員が注目してるあのタイミングでカミングアウトて、そこまで注目させんでもいいでしょうに(笑)逆に驚いたわ。
感動したのはやっぱりクリスタとウィルソン君ですよねぇ。なんだろう悲しいけど、でもクリスタさんがデートOKしてくれたからさ、幸せな状態で逝けたんじゃないだろうか。それが救いだわ。
あと、ポール君も。患者さんにもいじられちゃう彼だけど、どんどん成長して良いお医者さんになるよ。
そして、こんな大変な状態で事務長は出会い系サイトかよ!
TCとジョーダンとスコットもなんか変な三角関係なのか?これは。この3人の恋愛事情はあまり興味がなくてですね。今回スコットとジョーダンは別れなかったけど、まあ、どうせTCとジョーダンが付き合うんでしょうし。