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パーソンオブインタレスト シーズン4 第17話

ハロルド・フィンチ(Person of Interest)Michael Emerson Person of Interest-S4
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『業 (カルマ) Karma』

2010年 ハロルド

フェリー爆破事件でネイサンを失い、自身も後遺症を負ったハロルドは、復讐のためアリシア・コーウィンを脅していた。廃図書館で爆弾を手に取ると、声を変え「ネイサンの死は、おまえたちのせいだ」と、警告の電話をする。マシンからは新たな脅威として、ハロルドの番号が弾き出されていた。コーウィンは特殊検察官局に何者かに脅迫されていることを連絡する。

車椅子姿のハロルドは、コーウィンの車に爆弾を仕掛ける。その間も、携帯や公衆電話から無言電話がなり続ける。声無きマシンが、彼の行動を阻止しようとしていたのだ。

彼女が車に戻ると、遠隔操作でドアをロックし脅し始めた。何も知らなかったという彼女は「ネイサンは大事な友人だった。死を知って気づいた」と話す。それを信じられないハロルドは、その言葉が真実だと証明しろと脅す。その間にも、マシンはハロルドを止めるため、公衆電話を鳴らし続けている。
ハロルド・フィンチ(Person of Interest)Michael Emerson
コーウィンは何も証明できない。国の安全のためだったが、いつしか本道を逸れ、もう手には負えないと話し、「ネイサンの死は私のせい、前兆があったのに黙殺した。罰を受けて当然」と言うのだった。苦悶の表情で起爆スイッチを手にするハロルドは、車のドアロックを解除してその場を立ち去っていった。

番号対象者

今回弾き出された番号は、犯罪被害者専門の精神科医、シェーン・エドワーズ。彼自身も8年前に妻のルーシーを殺された犯罪被害者である。事件の後、彼は被害者を支援するNPOを設立している。彼に近づくため、患者としてカウンセリングを受けるフィンチに、「世界が止まったと思っていても現実は進み続ける」と、優しい声をかける。帰り際、フィンチは診療所にこっそりペン型カメラを仕掛けていく。

フィンチは彼の家に不法侵入すると、家の中には奥さんの遺品だらけだった。彼は今でも死を引きずっているようだ。他には、彼の患者が恨んでいた事故の加害者バートンと、銀行の資料が大量にあった。

診療を終えたエドワーズは計画的に動いていた。ジムでバートンのロッカーに銃を入れると、銀行のゴミ箱に爆弾を入れ、銀行職員の名刺を取り、通用口のブレーカーに細工をする。さらに、その名刺の職員を偽り、バートンに口座が凍結されたことを電話すると、次にその職員に連絡をして、今から銀行を襲う仲間が、あなたを捜していくからと言い、おとなしく鍵とキーカードを渡すように脅した。その後、バートンに鍵とキーカードが渡されるのを見届けたエドワーズは、装置を起動。ゴミ箱の爆弾が小爆発し、細工されたブレーカーが落ちると、銀行内は混乱に陥る。職員から強盗だと言われ、警備員に捕らえられたバートンは、カバンの中に仕込まれた銃を発見されてしまう。エドワーズはバートンを武装強盗でハメたのだ。彼は患者を苦しめた加害者に私刑を下し、これまでに7人を刑務所送りにしていたのだ。始まりはルーシーの事件の後から。ルーシーを殺したのは、配達員のワイアット・モリス。彼は執拗に彼女に配達していたという。ある日、エドワーズが帰宅時にモリスが去るのを目撃すると、家で撲殺された妻を発見したのだ。状況証拠しかなくモリスも関与を否定したため、殺人ではなく過失致死で15年の実刑となったのだ。

エドワーズは、今夜のNPOの講演のためタキシードを準備していたが、なぜか襟に両面テープをつけ始めた。何かを計画していると思われるため、このパーティーに潜入したいが参加するのに多額の寄付がいる。リースは同じカウンセラーであるアイリスの助けを借りることにした。NY市警の枠は進んで参加する人が少ないため、なんなくパーティーに潜り込むことができた。講演では、エドワーズが妻との出会いを語っていた。出会ったのは噴水のある庭園、数年後その庭園でプロポーズしたという。近くのベンチにLP×SEと名前を刻んだことも話していた。
しかし、そこに服役中のモリスがやってくる。昨日、仮釈放されていたのだ。モリスはエドワーズに掴みかかるが、警備員に連れて行かれる。講演もお開きとなり駐車場に向かうと、エドワーズの車が突然爆発する。エドワーズは無事だったがモリスはどこかへ逃げていってしまった。

リースたちに保護されたエドワーズは、妻が死んだ夜の話をする。内容は法廷での証言や警察の調書とも一致するのだが、まるで丸ごと暗記したかのように一言一句たがわない。”永遠に降り続きそうな容赦のない雪”までも・・・。

モリスを調査すると、前職が建設業の発破技士であることが判明する。爆弾に詳しいはずだが、爆発物処理班に昨夜の車の爆弾のことを聞くと、素人同然の爆弾だったという。さらに、モリスが服役前に使っていたメールアカウントに動きがあった。匿名の相手から”ロスコーと会え、場所は「カン」”そして住所が添えられていた。”ロスコー”は銃を意味する俗語、”カン”はゴミ箱だった。モリスが銃を購入するのかと思われたが、そこにきたのはエドワーズだった。
リース John Reese (Person of Interest)  Jim Caviezel
フィンチが事件当日のエドワーズの携帯の位置情報をたどってみると、彼が帰宅したのは、妻が殺されてから数時間後だったのだ。配送車を見たのは彼のウソだった。彼は7年前に偽証し犯人と信じた男を服役させた。だが、妻を殺した男はたった7年で刑務所から出てきてしまったから、再び罰する気だ。エドワーズは偽証をし、モリス本人は潔白だと主張。モリスはエドワーズの妻に執着していたし、アリバイもない。真実は分からないままだ。

仮釈放後のモリスに、モリスの兄がメールで講演のことを知らせていることも判明する。エドワーズがおびき寄せ、車を爆破し狙われたフリをしたのだろうか。

帰宅したエドは、モリスに硝煙反応を出させるため、弾丸を分解し火薬を取り出す。次に、タキシードの襟に付けてあった両面テープから、モリスの指紋を採ると弾丸につけた。最後に、隣のオフィスのベッカに、今夜中に急用を片付けたくて言い、飼い犬のヘクターを預けると、モリスの兄の自宅へ向かった。自分と妻の写真を貼り、狙われていた証拠を仕込んでいく。その後も彼を尾行するが、彼は私刑の積み重ねで形跡の消し方を心得のか、リースは彼を見失ってしまう。

エドワーズを追跡できなくなったが、フィンチはモリスの携帯の信号を見つけた。ちょうどその時、彼の携帯に兄からメールが入る。”NY植物園の温室で”だが、兄は事情を聞くためファスコと一緒に署に連行されていた。携帯もさっき壊れたという。やはりエドワーズが兄のフリをしてメールを送信しているのだ。

兄のメールと信用し、温室にきたモリスを待ち構えていたのは銃を構えたエドワーズだ。彼はモリスの手に火薬をつけさせる。そこにフィンチが間に合うと「あなたが通ってきた道は私にも経験がある、復讐では何も解決しない」と、説得を始めるのだが、フィンチはそばにあるベンチの文字に気づく。”LP×SE”奥さんにプロポーズした場所だったのだ。モリスを殺すのが目的ではなく、奥さんとの思い出の場所で自分も死ぬつもりだったのだ。モリスが殺したことにして、今度こそ彼を終身刑にするために。遅れてリースが来るが、フィンチはリースに撃たないように言うと、
自分自身も目の前で大切な人を失い、命を償わせようとしたと話し出す。しかし、自分の判断で罰を与えるには世の中は複雑に入り組みすぎていると気づいた。真相は分からないが、あなたが復讐を実行すればもう取り返しがつかない。「世界が止まったと思ってもあなたは進み続ける。だが、死んだらあなたの愛する美しく明るい女性も共に消えてしまう」と。エドワーズは涙を流し、銃を降ろした。

次の日、ベッカに預かってもらっていたヘクターが帰ってくる。今度一緒に散歩に行こうと誘われたエドワーズは、前へ歩き出せそうだ。

その様子を見たフィンチは、リースと一緒にベアーの散歩に出ることにした。結局モリスが犯人なのかわからないままだ。マシンなら知っているだろうが、この世のすべての問いに答えがあるわけじゃないというと、フィンチは、「この先モリスが殺人を犯すなら、我々が止める」と断言するのだった。

マシンはモリスを監視対象にすると、2007年事件当日のファイルにアクセスを開始した。

感想

対象者の話しでウルッくるのは、このエピと2×20の”In Extremis ”がパッと思い浮かびます。2×20であってるか分からないですが、対象者が毒盛られてもう間に合わないけど、相手にやり返そうと行動するじいちゃんだったような。最後イスに座ったまま動かなくなるじいちゃんの背中が印象的だったんですよね。

今回はコーウィンに復讐しようとするけど、苦悩するフィンチさんの怒りと悲しみの混ざった顔が、なんとか止めようとマシンが電話を鳴り響かせてるその電話の音と相まってですね、フィンチさんとマシンの悲鳴のようにも聞こえるんですよね~。マシンってかなり前からこんなに良い奴なんだから、もっとフィンチさん信じてあげて。

「君だけが彼と同じ道を通ったわけじゃない」というフィンチさんに、「あんたの道の先には何があった?」と聞いたリース君、その後エドワーズ君を説得するフィンチの言葉にグサっときたのでしょうか、アイリスさんにジェシカの話しを始めたけど、悲しむやり方がわからないという、なんとも不器用なリース君が出てきちゃいましたね。3エピソード前に、習慣を改めるときかも・・・と、1歩前進したはずなのに、それ以上に後退してる印象なんですが・・・。

私刑をしていると分かったとたんに、「彼を雇って休暇とろっ」て、サラッと言うリースは少しお疲れなんじゃないだろうか。そして、モリスは殺人犯だから止めなくていいって言うファスコさんには、刑事さんだということを一瞬忘れそうだったよ。
ハロルド・フィンチ(Person of Interest)Michael Emerson
ところでフィンチさんのあの頬杖は中の方の癖なんでしょうか、何回か見たことがありますが、あのお年で頬杖が似合う男性ってなかなかいないような気がします。そして、ルートどこに行った?

さて、この話の真実は本当はどうだったんでしょうね?マシンちゃんは過去に戻って事件を見に行きましたが・・・。モリスが犯人だったらっていう終わり方しましたし、普通なら真犯人の手がかりを掴みそうな気もするのに、それもないとなるとやっぱりモリスが犯人かと思いましたが、講演があるという情報を流されエドワーズに掴みかかったモリスは「7年間も」って言ってるんですよね。この部分は犯人じゃない演出をしてるんですよね~。真実が分からないストーリーに仕上がっていて、最後にマシンが過去を見に行くという、最後まで楽しめる魅せかたが、やはりPOIっておもしろいです。

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