『援助 Wingman』
撃った理由・・・暑かったから
この1ヶ月で4人の膝を撃ったライリー刑事(リース)は、”暑かったから”と言い訳をしてフィンチとショウをドン引きさせる。
ファスコからも怒られ、新しくきた警部モレノからも、人を撃つのを控えるように言われてしまう。今回の番号対象者に近づくには、ファスコが適任なため、リースは警察らしい仕事をすることに・・・。腕に禁煙パッチを貼ったモレノ警部にお小言をもらわないよう、リースは次々と殺人事件を解決する。まずは証拠のでていない妻殺しの夫と殺し屋のメールを見つけ、サクッと捕まえ自白させる。次は店長殺しの容疑者。この店長は店の金を横領、部下2人がカネを横取りしたんだろうと考える。2人に自白させる方法として、バッグからタバコの匂いがして禁煙パッチが2枚に増えたモレノ警部に一芝居うってもらう。容疑者2人の前でモレノ警部に叱られるリースは、店長にいつも怒鳴られてた2人に同情をさせ、別々に取引を持ち掛け自白させた。更に、乗りに乗ってきたモレノ警部に、供述を撤回した露天商を説得することを頼まれる。
いつのまにか禁煙パッチは3枚になっていた・・・。
番号対象者
今回の対象者は、出会いのコーディネーター、アンドレ・クーパー。クーパーに近づくため、モテない男の役でファスコが彼の依頼人となり近づく。保険業と職業も偽って会うが、初っ端から”厄介な案件”だとは聞いていないとダメだしされてしまう。出会いのためスーツを新調することになり、ファスコはカフリンクスと格闘する。
その間にショウは、彼が以前勤めていた荷役作業員を辞めた時期が、コンテナ埠頭で銃の貨物が消えた時期と一致することに気づく。そのことで彼に法廷への召喚命令もでていた。しかも埠頭の警備員をしていたマイロ・ジェイコブスが殺されていたのが判明。彼とクーパーの通話記録もあるため、共謀して盗んだあと、仲たがいで殺した疑いが浮上。
新調したスーツでファスコはクーパーとパーティーへ行く。そこに、埠頭で一緒に働いていた男ミッキーが話しかけてきた。2人とも仲が良さそうだが、少し戸惑い気味のクーパーにも見える。
クーパーが先程からアイコンタクトをとっていた女性には連れがいて、その連れの男からクーパーは殴られそうになる。寸でのところでファスコが撃退し入店禁止にするが、クーパーに警官だということがバレてしまう。職業を偽っていたことを疑われるが、プロの助けがいるなんてバレたら困るからだとはぐらかす。
2人は次の会場に向かう、女性主催の慈善イベントだ。ファスコは一人の女性と雰囲気が良くなり話に花が咲く。ショウも参加者として遠くから見守るが、そこに港の作業員がいることに気づき、ファスコに逃げるよう指示する。ファスコたちを追っている男はショウが撃退するが、クーパーと外に出たファスコの前に、ミッキーがあらわれ、2人を連れ去ってしまう。
地下鉄でショウの手当てをするリースは、警察の監視システムで車がどこに行ったか確認する。ショウはベアを連れてファスコたちを助けにいく。
リースは警部に正体がバレると厄介なことになるため、警察の仕事の露天商のところへ行くことになる。何も見てないという露天商に「もし大事なことを思い出したらバッグの代金としてこれを渡す」と、封筒に入った大金を見せる。
その頃、ファスコとクーパーはどこかの倉庫で椅子に縛られていた。クーパーの話しでは、ミッキーはギャングのドミニクに頼まれ、銃の貨物の記録をシステムから消したのだ。検事がクーパーに証言するよう召喚命令がおりたが、ミッキーを売ることが出来ず断ったという。ミッキーたちがきて、クーパーが今回のことを検事に話したと疑っている。荷役作業員を辞めたため、ミッキーはクーパーに見捨てられたと思っているのだ。クーパーは、ギャングと取引して仲間を悪事に加担させ、友達のマイロを手にかけたからミッキーから離れたと話す。警官を殺せばFBIに追われるぞと言うクーパーに、「追われるのはおまえだ、そういう筋書きだ」と言い2人をコンテナに閉じ込める。このコンテナの行先は海の底だという。ファスコはカフスリンクスで手錠を外し、コンテナの中から大声で助けを呼ぶ。クーパーが「本当は何者なんだ」と問うと、ファスコは”憂慮する第三者”と返答するのだった。
ショウはベアにファスコの匂いを追ってもらいコンテナの近くまできた。そこに露天商から荷役作業員がマイロ・ジェイコブス殺しの犯人と、証言を得たリースも合流する。露天商の件がクーパーの件と関係していたのだ。ファスコたちをコンテナから助け出し、ミッキーたちを捕らえたファスコとリースは警察署に戻る。
そこにはなぜか、全員膝を撃たれているラトビア系のマフィアたちが捕まっている。モレノ警部はリースの仕業かと思ったと話す、匿名で通報があったようだ・・・。
資金難のマシンチーム
秘密のアジト・地下鉄が手に入ったマシンチームだが、サマリタンに見つかるため、フィンチの口座が当面使えない。資金繰りに困っているフィンチの元に、「マシンが埋め合わせしたいらしい」とルートがやってくる。サマリタンのせいで前より会話ができていないというルートだが、2人は宝探しをはじめることになる。
まず兵器の闇取引となっている場所に到着。フィンチは”エグレ”と名乗り、いつもより強面で売人と接する。マシンの流したであろう情報により、”エグレ”は犯罪者の間で伝説の人物となっているようだ。ルートが不法侵入して得た5万ドルで、口径84ミリ、有効射程300メートルのAT4(携行対戦車弾)を購入する。フィンチは兵器の闇取引を放っておきたくなさそうだが、立ち去った後に警察がきて武器商人たちは捕まった。。マシンが情報をながしたようだ。
その後、街中でルートとフィンチが待っていると、案内役のジェリーという男があらわれる。兵器を買い取ってくれるマフィアのところに案内してもらうことになる。ラトビア系マフィアのアジトで取引していると、フィンチは「マフィアに武器は売れない、この一線は譲れない」と言い、マフィアたちから銃を向けられる。だが、このフィンチの行動もマシンは読んでたようだ。ルートが全員の膝を撃ち、縛り上げ通報する。このバカげたお使いはなんだったんだと言うフィンチに、ルートはアフィアの置き土産を見せる。
そこにはたくさんの武器、そしてバッグいっぱいのお金。マシンからの資金援助だった。
感想
今回ファスコ主役のエピソードだったんですが、ファスコとショウ・ルートとフィンチ・リースと警部で分散されたからか、ファスコの活躍あんまりなかったなあ;本人はボクシングで優勝したことあるとか言ってたけど、前日と同じスーツとか、クーパーの助言全無視で女性に相手にされず、挙句飲み物こぼす粗相しちゃうとかファスコ涙目。最後には女性ゲットできたようだがこのあと再婚まで行くのだろうか。でもファスコとクーパーは男同士の友情が芽生えた感じで良かった。ミッキーと対峙したときに、クーパーが前に出てファスコを守ろうとしてるのが本当いい奴。クーパーだけ丸腰だったのにね。対象者と最終的に良い関係性を築けるPOIが良いですよね。そういえばファスコが捕らえられてる時、ファスコの靴紐がピンクに見えたんですが、細部までこだわるクーパー、流石出会いのカリスマめ。
リース君は今回は警察らしい仕事をしていましたね。モレノ警部もサバサバしてて良かったです。禁煙パッチどんどん増える警部だったけど。そんな警部のために露天商からバッグ買ったげるリース君、しかも本物だよね?って聞いてるし、偽物だったけど;露天商独り勝ちじゃないか。
暑いから撃っちゃうリース君と、それを聞いたショウとフィンチの顔がツボです。また撃ったの?と兄をからかうサミーン、そしてそんなお兄ちゃんを説教するフィンチさんに、暑かったんだもんって、ちょっと不貞腐れ気味なリースの顔が・・・なにこの家族。カワイイ。そして腕を刺されたショウの手当てをするリース、そのあとの警察の監視システムを見るリースのうれしそうな顔、イタズラ兄妹っぽいわ。
んでこの兄妹、別々に犯人たちと対峙するのに、弾切れで銃ほっぽり出して突進する兄かと思えば、銃をわざわざしまって格闘で倒す妹とか、双子め。
なにげに今回ベアちゃん活躍してましたね。ミッキー捕らえられたのはベアのおかげだわ。ショウがベア呼ぶときの口笛?舌笛かな、あれすごい。他のドラマでもサラさんしてるの見たことあるから、多分本人ができるんだろうな。ショウといえばイベントの衣装が可愛かった。髪型もあってたのかな。この人身長の割に胸が大きすぎるから、胸強調しない衣装だと途端に可愛いらしくなる。
マシンのお使いしてるフィンチさん、エグレ仕様かっこよかった。冷静と激情の2つの顔しか持たないエグレさん・・・。そんなエグレという人物を作り上げながらも、フィンチさんがどんな行動するかまで読んでいるマシンちゃんがすごい。ちゃんと資金援助までしてくれるなんて、頼りになるチームの一員だよね。ラストのラストで対戦車弾の使い道のところ、フィンチさんの顔あれなに。すごい渋柿くったような顔してたけど。フィンチさん的にはこんな危ない武器使いたくない~だろうけど、どんな感情なのか読み取れなかったです。
ルートさんは首をチョイッと傾けるのがお好きなようです。この仕草のルートはかわいい。