Sherlock/シャーロック シーズン1第2話

『死を呼ぶ暗号 The Blind Banker』

銀行からの依頼

8年ぶりに会う投資銀行のセバスチャンから依頼が入る。
昨晩、前会長の部屋に侵入があり落書きが残されたのだ。
60秒の間に落書きされるが監視映像も細工されその間だけ抜き取られていた。社内のドアの開閉はすべて記録されるが、前会長の部屋は開閉の跡がない。高い建物のため窓からの侵入も考えられない。

1人目の被害者

社員のいる場所から黄色のスプレーで落書きされたものが見える位置は限られる。見える位置にいて落書きされた夜に働いていた香港担当エドワード・ヴァン・クーン宛てのメッセージだと推測し、彼のアパートへと向かう。アパートの呼び鈴を押すが応答がないため階下の住人に入れてもらいベランダ越しに彼の部屋に侵入すると、頭を銃で撃ち死亡したヴァンが発見される。

彼の口内には蜘蛛の形に折られた黒い折り紙が入れられていた。左利きなのに頭部の右側に銃創があることから何者かに脅されていたようだ。彼が握っていた銃は護身用で体内に残る弾と一致しないとディモック警部に話すが、内側から鍵がかかっていたため警察は自殺として片づけるのだった。

2人目の被害者

職探しをしているジョンが診療所の面接から帰ってくると、家ではシャーロックが暗号とにらめっこしていた。ニュースでは「壁を抜ける犯人」という見出しで、ヴァンと同じ死に方をしたジャーナリストの記事が流れていた。
スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)のディモック警部から、死亡したのがフリーの記者、ブライアン・ルーキスだと聞かされる。シャーロックは彼もヴァンと同じで自殺ではないと話す。ヴァンの銃弾の照合も合わなかったことから警部は仕方なくシャーロックにルーキスの部屋の捜索をさせる。

4階のルーキスの部屋を見たシャーロックは、犯人の進入路が外壁をよじ登り屋根伝いに天窓から入ったと断定。ヴァン殺害時も6階までよじ登り、銀行の侵入も桟を登りテラス経由だという。
床に散らばった本から死んだ日に借りてることがわかる。記載されている”ウェスト・ケンジントン図書館”へ向かい、本棚の奥から銀行と同じ暗号を発見する。

殺された謎は暗号にあるが、現代の電子暗号ではなく旧式の暗号のため解読が困難である。
シャーロックはストリートアートをする男ラズに写真に撮った暗号を見せるが、判明したのはペンキの種類だけだった。

2人の接点

2人の足跡を追うシャーロックとジョンを、アジア系の女性が尾けていた。

シャーロックはヴァンの秘書から彼の予定表を確認。金曜日に大連から帰国、死亡日は空白になっているが、領収書からピカデリー駅までタクシーに乗ったことが判明。帰りは地下鉄だったことから何か重いものを駅の近くまでタクシーで運んだのだろう。
シャーロックが駅に向かうと、ディモック警部からルーキスの手帳を借りたジョンと合流する。手帳には大連のチケットがあり、中華街の招き猫屋の店名が記載されていた。

2人はその店内で例の暗号と同じ文字が値札に記載されてることを発見。露店を確認すると、どの値札にもあの暗号と同じ文字がある。古い数字、現在で使用するのは露天商だけの蘇州碼字(そしゅうまじ)だ。例の暗号は「15」と「1」だと判明する。
ルーキスも中国が専門の記者だった。帰国した2人はすぐに招き猫屋に向かっている。セバスチャンはヴァンが500万失ってすぐに取り戻した話をしていた。金づるがあったのだ。2人とも中国から密輸品を持ち込み一人がブツを盗んだため、どちらの仕業か分からないから両方脅されたんだろう。

シャーロックはとある家の前にあるイエローページが袋の中まで雨で濡れてることに気づく。部屋の表札は”ヤオ・スーリン”呼び鈴を鳴らすが留守だ。3日間は留守にしているが裏に回ると窓が開いたまま。
シャーロックだけ窓から侵入するが先客が隠れていた。後ろから襲われ首を絞められるも間一髪助かる。犯人が立ち去るとき蜘蛛の折り紙を残していった。
ドアに挟まってた”電話して アンディ”の書置きからスーリンを捜すため古美術品博物館へと向かう。

ヤオ・スーリン

スーリンの同僚アンディは、骨董に情熱を注いでいたスーリンが大切な修復作業中に辞めるわけがないと思い、彼女の部屋に書き置きを残したのだ。
最後の日に観光客を相手に中国茶道の実演を見せていたことから、使った茶器の保管場所に行くと近くの銅像に例の暗号が残されていた。

落書き男のラズが例のスプレーが使われた場所を発見する。他に情報が無いか周辺を探ると、スプレー缶が落ちていた。シャーロックは途中でポスターのチケットを破り取りポケットへ。
地面に落ちてる黄色のスプレーの跡をたどるジョンは、線路脇の壁一面に描かれた暗号を発見する。2つで1組の数字。暗号を解くためスーリンの助けが必要なため再度、博物館のアンディに会いに行く。展示品の急須のつやが昨日は1個だけだったが2個に増えていることに気づく。400年前の陶器で乾くと割れるため使うことが必要だとスーリンが話していたという。

黒い蓮

閉館後に茶器を使用しに侵入したスーリンをシャーロクとホームズは待ち構えていた。
幼いころ中国に住んでいた彼女は15歳の時に両親が死に、生き延びるために「黒い蓮」と呼ばれる犯罪秘密結社で運搬の仕事をしていた。彼女の足の裏には”トン”の刻印、団員は皆、足に印を彫っている。
5年前に組織から抜けイギリスにきたが、組織の一員だった彼女の兄ジジュー(クモ男)は、組織の将軍シャンにすっかり洗脳され言いなりに。盗まれた物の追跡を手伝うように言われ彼女が断ると、暗号を職場に残されていたため身を隠していたのだ。

暗号の数字の意味は本が基になっているという。彼女に暗号をコピーした紙を渡し解読してもらおうとするが突然電気が消されてしまう。ジジューが追ってきたのだ。ロビーでシャーロックに発砲していたが、いつの間にかスーリンのいる修復室に忍び込んでいて彼女は銃殺された。

骨董品

3人目の被害者が出たがディモック警部はまだ殺人鬼の存在を認めようとしない。シャーロックは知り合いのモリーがヴァンとルーキスの検死担当であることを利用し、彼らの足に印があることを警部に見せ、2人が持っていた本の捜査を要求する。

家に戻ったシャーロックは、組織がスーリンの骨董の知識を必要としていたことから闇ルートで流出する中国の骨董品に目を付ける。ネットオークションを検索すると中国の骨董品が匿名の出品者から売られている。しかも、競売とルーキスたちの中国旅行が一致するのだ。

警察からルーキスとヴァンが所持していた大量の本が届くと、暗号の数字「15」「1」を15ページの1番目の言葉として徹夜で探す。

サーカス団

次の日、睡眠不足のジョンは職場で患者を待たせ居眠りしてしまう。そして、何も言わずに患者を受け持ってくれた同僚のサラと今夜デートすることになる。
シャーロックは先日破り取ったポスターの切れ端をみせ、一夜限定のサーカスを3人分予約しデートを無意識に邪魔する。
中国のサーカス団はバネ仕掛けの矢の装置を使い脱出芸を披露する。次は”トリクイグモ”身軽な男性の演目。ステージ裏にまわったシャーロックは黄色のスプレー缶を発見するが、背後から仮面の男に襲われステージに吹っ飛ぶ。ジョンとサラが助けに入り、襲ってきた人物の足の裏に印があることを確認。だが、警察が駆けつけた時には劇場は空になっていた。証拠がないにもないから経費の無駄だとディモック警部に呆れられてしまう。

家に戻りシャーロックはサーカス団のアジトを見つけようと暗号をもう一度見直す。その様子を見ていたサラがあるものを見つける。スーリンに渡した暗号の紙には解読し始めていた跡があった。殺される直前に彼女が解読していたのだ。暗号を解くために彼女が使用した本が博物館にあると気づいたシャーロックは家を飛び出す。旅行者とぶつかり彼らが落としたロンドン地図帳を見て、誰もが持ってるこの本が暗号解読に使われたことに気づくのだった。

15ページの見出し語1は”死人の小道”最初の暗号は殺すという脅迫だったのだ。

線路わきにあった暗号は
”900万のヒスイのピン””竜の巣 暗黒の市電の軌道”
組織の仲間に探索協力を呼び掛けアジトに持ってくるように指示したのだ。

ジョンに伝えるため家に戻るがサラと共に姿が見えず、窓には”1””15”の暗号が記されていた。

アジト

ジョンとサラを拉致したサーカス団のボスはシャン、何度もシャーロックたちを尾けていた女だった。だが、彼女はジョンのことをシャーロックだと勘違いしていた。
サイフにはホームズ名義のカード(機械とケンカして借りたもの)
ホームズ宛の5,000ポンドの小切手(今回の銀行からの報酬。預かりもの)
劇場の予約の名前に、シャーロックのものまねも勘違いされている。

シャンは探し物である”皇妃の髪留め”を捜査するよう強いる。900万ポンドで買い手がついたのに仲間の一人がくすねて持ち帰ったのだ。

シャンはサーカスで使われた矢の発射装置サラに向け、彼女の命と”髪留め”の探索を天秤にかけさせるが、髪留めのことも知らずシャーロックではない彼には為すすべがなく、矢を射る重しに使われる砂袋にナイフを入れられる。
シャーロックが2人を助けに来るがシャンの取り巻きの男が行く手を阻む。ジョンが間一髪、矢の装置を倒しサラを助けることに成功した。

ミリオヘア

盗んだのはヴァンであったが、900万ポンドと知らず付き合っていた秘書に中国土産として渡したのだ。
彼の部屋に秘書が使ってたとものと同じハンドソープがあったことから2人が関係があったことが判明。価値を聞いて驚く秘書は次の日の新聞に”ミリオヘア”と1面に掲載された。

シャン将軍のその後

逃げたシャン将軍はロンドンへのルートを確保してくれた人物に今回のことを報告するが、正体が暴かれないようシャンは抹殺されてしまう。

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感想

今回も流暢な口調が素晴らしいシャーロックさん。あれだけのスピードなのに滑舌がとても良いのか聞き取りやすいです。

ジョンは機械音痴なんでしょうか?濡れ衣で警察に捕まっちゃうし(シャーロックの逃げ足が速すぎですね)、シャーロックに振り回される彼は犯人たちに人間違いされて大変な目に遭っちゃいますね。まさか冒頭で機械とケンカしたことまで絡んでくるとは思いませんでした。

冒頭といえば、シャーロックが部屋の中で戦ってたのは一体誰なんでしょうか。

仕事行っていないジョンにペンくれと言ったりマイペースなシャーロックですが、
「デートは好きな人と出かけること」と言われ「僕の提案」って告白ともとれる発言をしちゃうほどジョンのことは気に入ってるようです。逆に好意を寄せられてるモリーのことをおだてて利用する姿は、褒め下手?に見えました。でも、モリーは単純すぎる。

サラとジョンが良い雰囲気だからか、シャーロックはサラをライバル視してるっぽいけど、めっちゃ貢献してるサラさん心強いです。

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