『試練の始まり Pilot』
コード・ブラック
患者数がERの許容量を超える緊急事態
平均発生回数は年間5回
エンジェルス記念病院では年間300回発生する
ER案内
ERの看護師長であるジェシー・サランダー(通称ママ)は研修医たちにERを案内する。
ERのサイドでは、まだ余力のある患者を処置し、センターステージでは重患の処置をする。
ルールはどんなことがあっても患者を死なせないこと。
好かれる医者と必要な医者
通称パパと呼ばれるのは主任医師のリアン。処置をしつつ研修医たちを試していく。
輸血の間に合わない出血多量の患者に、冷やした生食を使い一時的に低体温による仮死状態にすることで手術の時間をかせぐリアン。
同僚の医師ニールは、この未承認の処置をよくは思わない。リアンはこの3年で研修医を何人も脱落させ、無謀な処置で4回も捜査を受けている。そのこともあり彼女のやり方に苦言を言う場面も。
ER部長はリアンが鍛えた者はいい病院で活躍している、彼女は優秀な指導医だと話す。
4人の研修医
研修医の一人、マリオは自信がありスピードもあるが診断が甘い。
反対にクリスタは的確な診断をするがすぐに行動できない。彼女は息子を脳腫瘍で亡くしている。
アンガスは自信がない。委員会にいる父に頼みERに入れたから。兄のマイクは父に頼まず実力で認められたようだ。
マラヤはリアンたちから指示がでないのだが、医学生の頃からERにいることもあり実力が判明しているからだ。
アンガスの兄、マイクが医学生の頃の先輩研修医だった。
移植
事故で運ばれた父娘。
娘のアリエルは軽傷で済んだが、父親は頭部損傷で意識不明。意識レベルは3項目全て1点=脳死の判定だ。彼はドナー登録していたため移植することになるのだが、説明を聞いたアリエルは取り乱してしまう。彼女は8年前に母親も亡くしている。
叔母さんと病院を後にした彼女は、後日リアンの元を訪れる。
リアンが案内した先には、ベッドにいるヴァネッサという女の子。父親の心臓はこの子に移植されたのだ。
コード・レッドからコード・ブラック
アンガスは脳梗塞で話せなくなった男性にt-PA投与の判断をする。投与はうまくいくが、その前に診察した、腕を骨折した青年の頭部外傷を見逃していた。青年は倒れ頭蓋内出血を起こす。
10歳の少年バスティの気胸の処置を指示されたアンガスは、診断を見逃したことや、チューブ挿入後バイタルが戻らないことで頭が真っ白になってしまう。だが、隣にいたマラヤが助言し少年の呼吸が戻る。
体調の悪い妊婦の診断で意見の相違がでる。マリオはヘロインの離脱症状だというが、クリスタは詳しい検査の判断。相談されたリアンは調べてる時間もないし薬ならERの管轄外だから処置はしない、ソーシャルワーカーにまかせるように指示する。
しかし、クリスタは指示を無視し薬物検査をしようとしてリアンからクビを宣告。
病院を後にしようとしたクリスタは、学費を稼ぐため排ガスまみれで運転したというマリオの話を聞いて、妊婦がボイラー室の排ガスで中毒症状がでたのだと気付く。
家に帰された妊婦に電話するが彼女はすでに倒れていた。
クリスタは救急車で妊婦を搬送するが渋滞に巻き込まれERのリアンに電話、車内で緊急帝王切開をすることになる。
その間もERではコード・ブラックが続く。
リアンは青年の頭蓋内出血の処置、ニールは事故で骨折した男性の処置をしながら電話でクリスタに帝王切開の指示を出し、無事、赤ちゃんの産声がERに響く。
感想
コード・ブラックの他にも平常時のグリーンに、注意のイエロー、レッドは危険でその上を行く超過のブラックという使われ方のようです。
「コード・ブルー」という日本のドラマがあるので、コード・〇〇の意味など調べてみたら全然違ってた;
コード・ブラックは「テロなどで病院が危険な状態」だとか。なんだろ、外国と日本の違い?病院とERの違いとかなのかな?
とりあえずこのドラマでは、患者超過で半端ない忙しさがコード・ブラックってことで。
ちなみに意外とこのドラマ、メインと近い人物などが亡くなるんです。「テロなどで病院が危険な状態」が原因で亡くなったりするので、この意味のコード・ブラックとも解釈できるのかな?
別の医療ドラマ「ナイトシフト」は元軍医設定で戦闘地域行ったりするのに主要メンバーが倒れることはシーズン3終わりの時点で皆無なのも意外です。(シーズン3ラストは微妙な状態ですが…)
なにげに「the 100 / ハンドレッド」のインドラさんいた!! スージーっていう看護師?役でチラチラ後ろの方で映ってる。
っと思ったら、パイロットしか出演されてないようですね。まあ、もうあの種族の人にしか見えないからね、インドラさん。
あと、少年バスティの子役は双子で出演されていたようです。
どこで入れ替わったのかは分かりません。双子ですから。
さて、リアンさんの「みんな亡くした」とはいったい?