Sherlock/シャーロック シーズン2第2話

『バスカヴィルの犬 The Hounds of Baskerville』

光って消えたウサギ

いつものように事件に飢えているシャーロック。
サイトには”ウサギが消えた”など退屈な依頼しかない。
しかし、飼っていたウサギの体が光り、次の日に消えたというカースティちゃんの依頼にだんだん興味を抱くようになる。

20年前の事件

ヘンリーという男性が20年前の事件の依頼を頼みに来た。
彼が9歳の頃、デュワーズ窪地で巨大で真っ黒な毛皮、赤い目の悪魔に父が殺された。
ヘンリーは湿原で保護されたが父の遺体は見つからず、殺された場所には巨大な犬(ハウンド)の足跡が残されていたという。

ハウンドの一言で興味の湧いたシャーロックは、ジョンと共に彼の故郷へと向かう。
グリンペン村ではヘンリーと魔犬のおかげで観光客がくるようになり魔犬観光ツアーも開催されている。
ツアー案内人のフレッチャーは「窪地には誰も行きたがらない」「パスカヴィル研究所から逃げた何かがいる」という。
しかも、国防省で働く友人は二度と見たくないほど恐ろしい生き物を秘密施設で見たという。
フレッチャーから、かたどられた巨大な犬の足跡をみたシャーロックは研究所へと向かうことに……。

セラピー

一方、ヘンリーはセラピストのルイーズ・モーティマーのセラピーを受けている。
見える言葉は”リバティ(自由)”と”~の中に(IN)”

パスカヴィル研究所へ侵入

昔盗んだ兄の許可証でパスカヴィル研究所へと入っていく。不正がバレるまでの20分間、抜き打ち査察として案内してもらう。
研究所の中には多数の動物が実験対象として檻の中に入っている。
出迎えたボブ・フランクランド博士は乾細胞研究からカゼ治療までいろいろ研究していると話す。主体は生化学兵器である。
奥の部屋ではステープルトン博士が実験中。彼女の研究は多岐にわたり、遺伝子操作で動物を変化させる。
シャーロックはウサギの名前ブルーベルを彼女にみせ、体が光ったせいでウサギは死んだのかと尋ねる。彼女はウサギの依頼人であるカースティちゃんの母親であった。

許可証の不正がバレる時間になり2人は研究所から出ようとするが、身分証無効の連絡が入りバリモア少佐が封鎖する。しかし、エレベーターで一緒になったボブ・フランクランド博士が2人のことを保証し、話しを合わせてくれた。彼はシャーロックのサイトの常連で、2人がヘンリーの件で来たこともわかっていた。彼はヘンリーの父親と友達だった。

デュワーズ窪地へ

ヘンリーの家についた2人は、セラピーで”リバティ(自由)”と”~の中に(IN)”の2つの言葉が見えたとヘンリーから聞かされる。”自由は死の中にある” 真の自由だ。

3人で湿原へ向かうことに。
途中、ジョンは遠くで何かが点滅していることに気づく。モールス信号”UMQRA”。
だが、後にカーセックスでライトが点滅していたことが判明する。

そんなジョンを置いて窪地にたどり着いたシャーロックとヘンリーは魔犬と遭遇!
しかし、シャーロックは見ていないとウソをつく。
だが、店で夕食を食べてる間、シャーロックは落ち着かない。本当は魔犬をみたといい怖がるのだ。

ヘンリーの担当セラピストのルイーズがパブにきていた。
ジョンは彼女から情報を聞き出そうと口説きにかかるが、ちょうどフランクランド博士が挨拶に来て彼女は機嫌を損ねて帰ってしまう。

菜食主義の店

次の日、ヘンリーの家で「なぜハウンドというのか……」疑問を持つシャーロック。
ジョンは合流したレストレード警部に、菜食主義の店なのに肉の納品書があったと証拠の納品書も見せる。
警部の職を利用し店主に質問してもらうと、ブームを盛り上げようとしていたことが判明。大きな犬が走り回れば好都合なため、近くの古道で犬を飼ったが凶暴で手に負えなくなり、1ヶ月前ビリーが獣医へ連れていき安楽死させたという。
警部が店主に質問している間に、シャーロックはジョンに砂糖入りのコーヒーを用意してあげて飲ませる……。

幻覚の仮説

目撃されたのは店主の犬らしいが、シャーロックがみたのは巨大で赤い目。しかも、体が光ってた。
仮説を調べにバスカヴィルへ戻ることになる。使えない身分証の代わりにシャーロックは猫なで声で兄に電話をして研究所へと入ると、バリモア少佐から24時間無制限の立ち入り許可をもらう。

犬を捜すように言われたジョンはラボへと行くが、誰もいない。
なぜか「立入禁止 カゼひくよ」の貼り紙がある扉へと入り、そこから出てくるとライトがまぶしく光り、奇妙な音が響きだした。
ラボから脱出しようとするがカードが使えなくなっている。
檻から何かの動物がにげたような跡と犬のうめく声が聞こえだし、ジョンは隠れる。

シャーロックがきてジョンはハウンドを見たというが……すべてシャーロックが仮説を裏付けるために実験したのだった。薬を盛られ幻覚を見たという仮説。

ステープルトン博士のところへ行き、娘にウサギのことをバラすと脅し観念させる。オワンクラゲから取れる緑色蛍光タンパク質遺伝子を使用した実験用のウサギが間違えて娘の手元にいったため、処分したと話す。

シャーロックは顕微鏡で砂糖を確認するが、薬が検出されずイライラしだす。シャーロックとジョンは砂糖以外は同じものを口にしていたため、窪地でジョンだけ見ていないのはヘンリーの家の砂糖に幻覚剤が仕込まれていると考えたのだ。だが砂糖には何も仕組まれていなかった。

ハウンド計画

シャーロックは一人精神を集中し「インディアナ州」 「リバティ」 「H.O.U.N.D.」のキーワードから、リバティでCIAが行った実験「HOUND計画」を思い出す。
HOUNDで検索してもらうが博士のIDではアクセス兼がないため、バリモアのパスワードを彼の人となりから推測し開ける。

「H.O.U.N.D.」は、この計画の中心となった5人の科学者の名前の頭文字だったのだ。
HOUND計画は、人を暗示にかけることができる新薬を化学兵器として研究された。
恐ろしい成果ゆえに被験者は正気を失い凶行に走り、1986年に中止され情報は隠ぺいされた。

だが、何者かが研究を続行し20年間改良を重ねたきた。
実験に関わった者の中に知ってる人物がいるかもしれない。
携帯のことを「セル」と言ったボブ・フランクランド。ウィルス学者である彼はこの薬が兵器になると確信し続けていた。

その頃、幻覚を見ているヘンリーは銃を握りしめ、カウンセラーのルイーズの前で発砲する。
彼女はジョンに電話をし、ヘンリーが過去を思い出すうちに突然発砲、どこかへ行ってしまったと話す。

窪地の真相

彼が行くのは、すべてが始まった場所、あの窪地である。
レストレード警部にも連絡し、銃を持ってデュワーズ窪地に向かう。
ヘンリーに追いつくと、自殺しようとする彼を説得する。
犯人がヘンリーの正気を失わせ変人扱いされるよう仕向けたと……。
昨夜見たのはただの犬だったが、薬の幻覚作用で恐怖を刺激され魔犬の幻覚を見たのだ。

父親が赤い目の魔犬に殺されたと思っていたが、本当はガスマスクで目の部分が赤く光り、”HOUND”の文字が印字されたTシャツを着た人間が犯人だった。

そこに魔犬とモリアーティが現れるが、霧に薬が含まれていて幻覚を見ていた。実際はただの犬とガスマスクをつけたボブだった。土中に仕掛けられたパッドが踏まれ薬が散布、窪地にくると幻覚をみるようになっていたのだ。ボブがヘンリーの父を殺し、ヘンリーの幻覚を利用しようとしていたのだ。
犬は店主の犬で安楽死させていなかったことも後に判明する。狂暴化した犬は警部が射殺、逃走するボブはグリンペンの大地雷原に入り、地雷を踏んでしまい爆死する。

モリアーティの釈放

アイクロフトはモリアーティを釈放する。
彼が捕らえられていた部屋の壁には”シャーロック”の名が刻まれていた。

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感想

毎回思うのですが、冒頭でシャーロックさんはいつも何をされてるんでしょうね、今回は血だらけというか、返り血浴びっぱなし。
その姿で地下鉄乗るって……。いや、まあタクシーは乗車拒否されるよね、いや、その前に通報されないのか。

ウサギ失踪事件がこう繋がるとは……。まあ、最終的な謎の部分じゃなかったけど。
”精神の宮殿”に閉じこもっちゃうシャーロックって本当にマイペースですよね。ちょっとロボットっぽかった。

さて、ラストにモリアーティさんが釈放?されちゃったんですが……。しかもお兄さんの指示のようですが、なぜに……。
ところでお兄さんってとても権限があるんですね。許可証でどこでも入れるし。
そんな兄の許可証盗んだり、許可証使えなかったら猫なで声で兄に電話するシャーロックって……。
そんな彼の言うことをホイホイ聞いちゃうマイクロフトって意外とチョロい?

禁煙中のシャーロックだったけど、人の煙吸ったり手足バタバタさせたり、魔犬見て実は怖がっていたり。かと思ったら、近くの他人を流暢に推理し始めたりと今回は彼の人間味豊かな部分がたくさん見れましたね。
ハドソンさんの恋路を邪魔したり?(まあ、助けたのかあれは)も見れたし。

砂糖に幻覚剤入ってるだろうと予測失敗するうえに、その実験台になるジョンさんはまた振り回されっぱなしだけど、冒頭で見せた額ズラすのジミに好きです。

今回は宿の店主に「ダブルベッドじゃなくてごめん」って言われてたけど、毎回この演出楽しみです。

ちなみにヘンリー役の方はクアンティコに出てる方ですね。どこかで見たなあとは思ってました。

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