Sherlock/シャーロック シーズン2第3話

『ライヘンバッハ・ヒーロー The Reichenbach Fall』

システムへの侵入

11時、ロンドン塔前にいるモリアーティがスマホを操作すると、博物館内に非常事態のアナウンスが流れる。警備員をスプレーで眠らせ館内に残った彼はまたスマホを操作し、イングランド銀行の金庫室を開け、ペントンビル刑務所の監視システムを停止させる。

警察が塔へ向かうと、モリーティは展示されている強化ガラスを壊しイスに座り待ち構えていた。彼は逃げることなく逮捕される。

多数の事件を解決に導き有名になっていたシャーロック。
彼の携帯にモリアーティからメールが入っていた。
「塔へ遊びにおいで ジム・モリアーティ」

モリアーティは監視カメラから見て読めるように、館内の強化ガラスに”シャーロックをゲット”と書いていた。誰かへの暗号のようだ。

世紀の裁判

”同時多発の世紀の犯罪”としてジム・モリアーティは有名になる。
シャーロックは鑑定人としてモリアーティの裁判へ召喚され、世紀の裁判として注目を集める。
しかし、モリアーティは弁護士に情報を渡さず弁護士も投げ出す状態。裁判長も彼を有罪にするよう陪審員に強く勧めていたが、なんと無罪になる。

その後、紅茶の準備して待ち構えるシャーロックの部屋にモリアーティがあらわれる。
無罪になったのは、陪審員の泊まっているホテルのテレビを利用し、家族や大切な人をだしに脅したから。
塔の侵入で何も盗まなかったのは、裁判を通じて自分の能力を世界に宣伝するのが目的だった。
彼は”借りは返す”といい去っていった。

2か月後

ジョンの元にマイクロフトからの迎えがくる。外交官や政治家が集う場所”ディオゲネス・クラブ”にてマイクロフトと密会。
2人が住んでいるベーカー街に、殺し屋4人が越して来たことが判明している。モリアーティの仕業だとみているマイクロフトは、シャーロックを守ってくれと頼んできたのだ。

誘拐事件

ジョンが家に戻ると玄関に封筒を見つける。中には何かの粉。
部屋にはレストレード警部がきていた。駐米イギリス大使の9歳と7歳の兄妹が寄宿学校の寮で誘拐されたのだ。

兄がいた部屋にはアマニ油で足跡が残されていた。
犯人の靴跡を詳しく調べるため、セント・バーソロミュー病院のモリーの元を訪れる。靴の付着物から白亜、アスファルト、レンガの粉、植物そしてチョコレートの成分がでた。
妹の私物にあった封筒は、ジョンが玄関で見つけた封筒と同じ。玄関の封筒に入っていた粉はパンくず、少女の封筒の中には童話が入っていた。
「ヘンゼルとグレーテル」犯人からのヒントだ。
自信家でゲーム好きのモリアーティが「童話には昔ながらの悪役が必要だ」と話していたことを思い出す。

シャーロックはホームレス情報網を利用し、5つの物質のある場所を特定する。
アドルストン川近くの廃工場内で子供たちを発見。
散乱していたお菓子の包み紙には有害な水銀が付着していた。少量では死なないが、お腹のすいた子供たちが大量に食べれば死んでしまう。犯人がその場にいなくても子供たちを殺せる方法だ。

兄は意識不明、7歳の妹から話を聞こうとするが、シャーロックの顔を見た途端、悲鳴をあげる。彼の何かが犯人を思い出させるのだろう。
シャーロックが窓の外を見ていると、向かいの建物には”借りは返す”という文字が…。

疑念の植えつけ

帰りに一人でタクシーに乗ると、カーテレビにはモリアーティが映る。童話を読むように「皆、彼の手柄に飽き飽きしてきた。実は彼の自作自演だと疑い始める」という。
しかも、運転手がモリアーティだった。去っていくタクシーを追いかけようとする彼は後続の車に轢かれそうになる。近くにいた男に助けられるが、その男はシャーロックの目の前で撃たれてしまう。
別のタクシーに乗っていたジョンが駆けつけると、撃たれた男がマイクロフトの資料にあった殺し屋の一人だとわかる。

殺し屋の目的はシャーロックの命以外のようだ。部屋の中を探すと隠しカメラが見つかる。
ちょうどその時、レストレード警部がシャーロックの同行を求めてやってくる。
部下がシャーロックに疑念を持ったのだ。なんでも解けるのは彼の自作自演、女の子が悲鳴をあげたのは彼がさらったからだと。

一旦は同行を断られ帰った警部だが、警視正から怒られ仕方なくシャーロックを逮捕する。
ジョンも警視正を殴り、一緒に手錠をかけられると、2人で逃走する。
裏道を逃げているとベーカー街の殺し屋が程よい距離から監視していた。
試しにバスの前に飛び出すと、殺し屋がまた助けてくれる。彼等の目的はモリアーティが侵入に使ったキーコード。それはシャーロックの部屋に隠されたのだと考えられる。
モリアーティが残したメッセージ”シャーロックをゲット”とは、殺し屋たちへの言葉だったのだ。
そして、この殺し屋もまた何者かに銃で撃たれ死んでしまう。

逃走途中、シャーロックの暴露記事が目に留まる。
記事を書いたのは、裁判所でシャーロックに近づいてきたジャーナリストのキティ・ライリー。
彼女の家に侵入し、情報源であるリッチ・ブルックについて尋ねると、そこにモリアーティがリッチ・ブルックとして帰ってくる。彼はシャーロックが雇った俳優で、金をもらって”モリアーティ”を演じていたというのだ。暴露記事もその内容が書かれている。

モリアーティは皆の心に疑念を植付けシャーロックを犯罪者に仕立てた。ゲームの仕上げに彼が何をするか考えたシャーロックは病院のモリーを訪ね、頼みごとをする。

一方、ジョンはマイクロフトを訪ねていた。
シャーロックに近いものだけが知る情報をライリー記者が知っていたからだ。
以前、モリアーティを尋問したことがあり口を割らなかったが、マイクロフトだけには口を開いた。だが、シャーロックの情報と引き換えだったのだ。

病院の屋上

キーコードの隠し場所がわかったシャーロックは、モリアーティを病院の屋上へ呼び出す。
そこに、ハドソン夫人が撃たれと連絡が入る。
忙しいというシャーロックを残しジョンは夫人の元へ急ぐが、夫人は元気な姿で家にいた。だまされたと気付いたジョンは病院へと引き返す。

屋上ではモリアーティとシャーロックが対峙。
・仮の名前リッチ・ブルックはドイツ語でライヘンバッハ
・指でリズムを刻んでいたのがキーコード。シャーロックの頭に隠した。
このコードで今度はシャーロックが”リッチ・ブルック”の記録を変え、モリアーティを復活させるという。

しかし、モリアーティはガッカリ。
・指のリズムはバッハのパルティータ第一番
・塔などに侵入できたのは自発的な協力者がいたから
知的に考えすぎるから、ひっかかると思っていたという。
最後の一手は、天才探偵がペテン師と判明し自殺すること。
シャーロックが飛び降り自殺しないと、ジョン、ハドソン夫人、レストレード警部が殺される。3人の殺し屋が狙撃位置についていた。

シャーロックはモリアーティさえいれば命令を中止する手立てがあるはずだという。その言葉を聞いたモリアーティは、自分が生きている限り3人を救う道があるといい、自分で自分を撃ち死亡した。

3人を救うにはシャーロックが飛び降りるだけとなり、屋上の縁に立つ。ちょうどそこに、ジョンの乗ったタクシーが到着。
シャーロックはジョンに電話し、その場に留まらせると、モリアーティを創作したことが真実だと伝え飛び降りた。

ジョンは駆けつけようとして自転車にぶつかり倒れる。その間にシャーロックの落ちた場所は人だかりができる。
倒れているシャーロックに近づくと、彼は既に亡くなっていた。

シャーロック死亡はすぐに記事になる。
”イカさまの天才 自殺”

シャーロックの墓の前にいるジョンは「頼むから、あと1回だけ奇跡をおこしてくれ」といい、その場を後にした。
その様子を遠くから見ている人物が…シャーロックである。

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感想

モリアーティって何したかったの。シャーロックが自殺すれば自分が死んでてもOKってことなの。イカれてるからそれでも満足なのか。

好きなシーンなど
・感謝の印を開けずに当てて、使わないって言っちゃうシャーロック
・サンキュー言えって言われるシャーロック
・君はデートしないほうが世のためといわれるモリーさん
・「サンキュージョン」と、存在さえ空気扱いモリーさん
・少女に叫ばれ独りショックを受けるシャーロック
・声が邪魔といわれてしまうジョン
・手つなぎ逃避行

モリアーティに翻弄されるエピソードでしたが、今までにないほどシャーロックを戸惑わせたのはモリーさんでは?と思います。「ジョンが見てないときは悲しそう」や、しどろもどろになりながらも何か助けが必要ならと声をかけるモリーさん。ちなみにモリーさんは原作には登場しないキャラクターだとか。モリー役の方の好演で出番が増えたというwiki情報があります。

シャーロックが鑑定人としてモリアーティの裁判へ召喚されることになった時のBGM「Sinnerman (NINA SIMONE)」が渋くて好きです。

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