『0-8-4』
未知の物体
シールドは未知の物体”084”が発見されたペルーへと向かっていた。コールソンはスカイを相談役としてチームに招いた。ウォードはシステムに侵入する危険人物だと彼女のことを嫌がるが、2度も普通のPCで侵入した優秀な人物だとコールソンに返されるのだった。逆に大喜びのフィッツとシモンズは、オファーを受けたスカイを出迎え、機内の案内をする。
インカ遺跡にある、500年前の寺院の中にその物体はあった。到着すると早速、フィッツとシモンズは”ねぼすけ”たちを起動させ回収に向け調査する。周囲の化石層は1500年前のもので、寺院より1000年も古いが、例の物体の形状や技巧はドイツ製に似ている。調査を続けると”ねぼすけ”が放射性核種を検知した。危険な物体のようだ。
外にいたメイとウォードは、潜んでいたペルー憲兵隊と睨み合うことになったが、憲兵隊の少佐カミラ・レイエスがコールソンの昔の相棒だったことで、双方落ち着くことになった。
2人が昔の話をしながら、物体の対応を話し合っていると、反体制派が襲撃してくる。銃撃戦がはじまる中、フィッツたちは急いで撤収にかかるが、”084”の危険性を分かっているフィッツたちは物体の回収に手間取っていた。そんな彼らにお構いなしで、ウォードは力づくで”084”を回収する。共に逃げるシールドと憲兵隊は、シールドの”バス”で脱出に成功するのだった。
回収した物体は、四次元キューブが動力源の、核兵器よりタチの悪いものだった。その物体を強引に回収した戦闘特化のウォードと、戦闘経験の無いフィッツは言い合いになる。スカイやシモンズも加わり全員がバラバラな状態になる。コールソンはチームをまとめるため、それぞれの優秀な点を伝える。ウォードは6か国語を操り、シモンズは難解な博士号を2つ所持、フィッツは天才科学者だと伝えるのだった。そんなコールソンも、戦闘に巻き込まれ不機嫌なメイから無言の圧力を受けるのだった。
フィッツとシモンズが研究室で物体を解析すると、四次元キューブの力でプラズマを生成する強力な兵器だと判明する。15メートルの岩を溶かせるほどの威力である。”ねぼすけ”たちの電磁波で作動しなくて良かったと2人は胸を撫で下ろす。
本部に”084”を回収したことを報告したコールソンは、カミラに物体をシールドの施設に持っていくことを伝えると、上階のコレクション室をカミラに案内して雑談を楽しむ。ペルー憲兵隊には機内の中でくつろいでもらっていた。ウォードとスカイも憲兵隊たちの近くで1杯飲みながらわだかまりを解消していたが、ウォードは憲兵隊たちが酒を一口も飲んでないことに気づく。
コールソンも何かを企んでいるカミラに、「君たちの狙いにウォードが気づいたころ」だと話す。機内で憲兵隊とウォードの戦闘が始まるが、運転中のメイは眠らされてしまい、戦闘能力のないフィッツとシモンズは捕まってしまう。”バス”は完全に憲兵隊に乗っ取られてしまった。
コールソンはを機内の柱に縛り付けたカミラは、例の物体はペルーが数十年前に発注した兵器で、内戦で行方知れずになっていたのだと話す。反体制派を抑えるため、カミラはその兵器を手に入れるのだと言う。
コールソン以外の5人は貨物室で手錠をかけられ、中にも入れない状態だ。5人は憲兵隊という共通の敵を得て、一人一人の特技を出し合い、力を合わせることになる。メイは手首を脱臼させ手錠からすり抜けると、見張り役を倒し車でドアに突っ込んでいく。研究室に入れると、ウォードとスカイは全員を命綱でつないでいき、フィッツとシモンズは”くしゃみ”を空調から機内へと侵入させていく。
コールソンは、自力で縄を解いていたが、”くしゃみ”が機内にきて物体のそばに近づいたことから何をしでかすか気づくと、もう一度自分で縄を縛りなおすのだった。
”くしゃみ”が物体に衝撃与えると、爆発で機体に大きな穴が開き、機内は大混乱となる。吹き飛ばされそうな中、コールソンはカミラを助け、減圧で扉が開いた隙に、メイは運転席へ行き憲兵隊を撃退、操縦を奪取。スカイは飛んできた安全のしおりを見て、救命ボートを膨らませると、機体の穴を塞ぐことに成功するのだった。
”バス”を奪取したシールドは、物体を処理するためスリングショットへ向かう。スカイは訓練すればいいエージェントになると言うウォードは、自ら指導官になるとメイに話す。
”084”は個人や国が保有できないため、宇宙に打ち上げられ、破棄されることになる。今回のことで、チームにまとまりができたシールドは、アルコールを飲みながら仲良く”084”の打ち上げを見守っていた。しかし、スカイの携帯にライジング・タイドから「計画あり 返信せよ」とメールが入る。彼女はこっそりと「参加する」と返信するのだった。
コールソンは改造したばかりの飛行機を、たった6日でスクラップ状態にして長官に叱られていた。最後に長官は、新顔の女は危険だぞと言う。コールソンは「承知の上だ」と答えるのだった。
感想
今回はチームとしてまだ日が浅いため、みんなバラバラで個性がぶつかりあうけど、最終的には全員の特技でピンチから脱出して、お互い認めあうシールドでした。
”ねぼすけ”やら”てれすけ”が欲しいですね~。ドローンにAIが組み込まれた感じの物になるのでしょうか。名前がカワイイですよね。7人の小人から名前をとっているようですが、今回の”084”爆発で”くしゃみ”も一緒に外に吹き飛ばされていたんですが、どうなったんでしょうか・・・ちょと心配かも;遺跡で敵の襲撃受けたときに、フィッツの元に帰る”ねぼすけ”目線が順応な犬のようで愛らしいです。
スカイがどうも不穏な動きをしているけど、ライジング・タイドっていったい何なんでしょうね。ただのハッカー集団ではなさそうですが。コールソンも危険人物とは思っているようですね。
スカイをシールドに引き入れたいコールソンに「2人も子供がいるのに3人目も?」というメイ、この2人の会話に夫婦っぽさが垣間見える、そして、フィッツとシモンズの何でも楽しそうにキャッキャしてるのがカワイイ!家族的なチームは理想です。メイは戦闘したくないようですが、伝説的な”騎兵”という異名をもってるようですね、手首外して戻すのを無表情でやってのけるという、最強!