『犯罪の経過 March of Crimes 』
ノエルの秘密兵器
前回、アリソンに頼まれたノエルが、ハンナの家に押し入ったことが判明した。アリソンのしたことに、やりすぎだと怒るスペンサーたちだが、「コソコソ夜出掛けていたのはこのためだったのか」と話すスペンサーに、アリソンは監視されていたことを知り、逆切れするのだった。
その夜、夜道を帰るエミリーは、録音されたアリソンの会話を聞いているノエルの姿を目撃するのだった。
ザックに言い寄られ誰にも信じてもらえないハンナは、酒に逃げようとするが、ウィスキーフラスコを見つけたアシュリーに、この逃げ道はダメだと忠告される。
次の日、タナー警部はアリソン以外にも事情を聞くようになっていた。アリアとエラを学校の一室に呼び出し、エズラ・フィッツのことを聞いてくる。エラは、マリン宅に押し入った男の調査じゃないのかと疑問を投げかけるが、タナーはアリアにエズラとシャナの関係性を聞くばかりだった。
エミリーは水泳のコーチに呼ばれ、チームのアシスタントコーチに決定する。彼女はコーチの隙を伺い、男子のロッカー割りの書類からノエルの名前を探しだす。そして、ノエルのロッカーから車のキーを盗み出し、彼の車を漁りだすと、昨夜ノエルが聞いていたテープと、姿を消していた当時のアリソンの写真を発見するのだった。
ジェンナの仲間
学校で偶然ジェンナと会ったアリソンは、シャナは以前自分の友達だったのにどうやって寝返らせたのかと聞く。ジェンナは「あんたがそうさせた」と去っていく。
スペンサーは馬に目を蹴られたため、早退して眼科にきていた。そこにジェンナと、彼女とペアルックなシドニーが付き添ってきていた。スペンサーは目薬のせいでジェンナが二人いるように見えたため、エミリー電話して事情を説明するのだが、目の前の視力検査のボードに”A”からのメッセージが浮かび上がるのだった。「まだ私が見えない?-A」と。
”A”のメッセージのことを聞いたエミリーは、眼科へと急ぐ。そしてジェンナと一緒にいるシドニーを見て、彼女と仲間だったことを責める。責められ委縮するシドニーをジェンナが助け、「神経とがらせる相手を見極めるのにいつまでかかってるのよ 私はアリソンじゃない」と言うのだった。
その後、パーティーに向かうエミリーにシドニーが説明をしたいと近づいてくる。盲学校でボランティアをしているときにジェンナと出会ったのだと。騙してたことにエミリーは怒るが、「こんなに良い人だとは思ってなかったから、もっとひどい人を想像してた」とシドニーは話す。それを聞いたエミリーは「アイスタントコーチになってしつこいくらい監視してやる延々泳がせて休憩なんかさせない 裏切られた悔しさをたっぷり思い知らせてやる」と去っていくのだった。
ザックの女癖
今夜、エラとザックの婚約パーティーがあるため、準備をしているアリアは、ザックと2人になったときに、それとなくハンナの話題を持ち出すのだが、彼の反応に疑問を抱く。その後、パーティーの衣装に着替えるエラに、アリアはもう少し待ってみたらと話し出す。結婚には反対しないが、ザックのことが引っかかると言う。ハンナに変なことをしたみたいだとアリアは打ち明けるのだった。それを聞いたエラは、心当たりがあったようだ。結婚前でナーバスになってるからと気にしないようにしていたらしい。
ケイレブはパーティーに行かないハンナに、ザックとの間に何があったのか聞く。ハンナはザックの女癖のことを打ち明けるのだった。誰も信じてくれないと落ち込むハンナを家に残し、ケイレブは食べ物を買ってくると言い出かけてしまう。
彼は婚約パーティーの準備でにぎわうザックの店に行ったのだ。ハンナに言い寄ったことを咎めるが、ザックは冗談のつもりだったのにハンナが大げさに捉えたんだと、彼女のメッセージをみせてきた。”さっきはゴメン 埋め合わせする”ケイレブは、これはハンナじゃ無いと言い、ザックを1発殴るのだった。
ハンナの元に帰ってきたケイレブは、ザックを殴ったことと、メッセージのことを伝える。私じゃないというハンナに、ザックの女癖を利用して”A”が引っ掻き回したんだろうという。
ザックの女癖が分かったアリアは、ハンナの元へ行き謝る。ハンナは”A”が仕向けたのだろうと話し、2人は仲直りをする。
エミリーからアリソンの写真とテープを預かったスペンサーは、別荘に隠しに行っていた。だが、既にノエルが待ち伏せして隠れていた。写真とテープはシャナがジェンナに送ったもので、トビーとジェンナ宅の爆発の直前にノエルが取ってきたのだという。アリソンに運が良かったと言われたが、爆発が偶然じゃなかった可能性もありえると話す。写真は誘拐がウソだったという証拠になるため、アリソンには言ってないのだ。「アリソンは用済みになった人間を容赦なく切り捨てる、これはその時の備えだ」と話し、写真を返すように言う。スペンサーは「保険が必要なのはあなただけじゃ無い、ここよりも安全な場所に隠す」と答え、ノエルを追い出す。
犯人が自白する
エラとザックの婚約は直前でキャンセルとなり、アシュリーとアリソンは家に戻ってくる。表面上はエラの食中毒となっているが、アシュリーは何かに気づいているようだ。そこに警察から電話がかかり、家に押し入った人物を取り押さえたというのだ。
警察署にきたアリソンとアシュリーは、アリソンの誘拐を自白する男を確認する。ウソの誘拐話しの通り自白する男に、アリソンは何も言えずただ驚くばかりだった。
Aの行動
”A”と思われる人物は眼科で診察を待つ間、誘拐の話しをするアリソンの録音を聞いていた。
感想
誰だ、この自白してきた男誰だ・・・。そんなアリソンの何とも発っしようのない言葉が聞こえそうなラストでした。しかもありもしない誘拐の話しを自供している男・・・。これもAの仕業なのでしょうか。そしてラストに録音レコーダーを持って、アリソンのウソの誘拐話しを聞くA、あの録音って確かアリソンがほかの4人に暗記させるため録音したのですよね。(5×4参照)一体どこからあの録音を入手したんだろう・・・。
今回は、途中にかかった軽快な曲がなかなか良かったです。「Bird In a Cage」 by Spelles
アリアとハンナが仲直りして、エラは残念な結果だったけど元夫と仲直りしそうな雰囲気もあり、そこに落ち着きそうですね。ケイレブ、ザックを殴ってくれてありがとお!ケイレブはこのぐらいの髪型が好きですね。ちょっと寝ぐせありぐらいでピョンピョンしてるのが最高です。アリアとハンナ側がしんみりな今回だったため、スペンサーとエミリーに笑いを入れたようです。目薬のせいでよく見えないスペンサーはジェンナが2人いるとか言ってるし、ジェンナとシドニーを写メしようとしてタイミング外すし、いつの間にかエミリーもスペンサーもサングラス着用して、ジェンナとシドニーに対抗しているという・・・。なにげに、スペンサーと言い合いになるジェンナの「あんですって~」の言い方がおもしろかったです。(吹き替え版)シドニーがジェンナの仲間だとバレたのですが、結構弱弱しいシドニー。”マンハッタンに恋して”のドナみたいに、気の強い女の役になるかと思いきやですよ。それに対してエミリーさん、怖!!怒りっぷりが鬼のよう、というか鬼コーチになるんでしたねエミリー。
さて、ノエルの発言も気になりますね。あの写真はアリソンが裏切りそうなときの保険ですが、
スペンサーもその保険がいるって・・・。ですよね、やっぱりアリソンはまだまだ裏がありそうで何か隠してそうですもん。