『父子の絆世 Merit Badge-Pilot』
無実の罪で12年の歳月を刑務所で過ごした元警官、チャーリー・クルーズ。巨額の賠償金を手にして警察官へ復帰する。次々起こる事件を解決しながら、自らの冤罪事件の闇へと迫る。次第に明らかになる真実がパズルを紐解く。
第一話あらすじ
ロス市警の刑事に復帰したチャーリーは川辺で発見された少年の遺体を捜査することになり、そこで相棒の女刑事・ダニと知り合う。やがて被害者の少年の母親は再婚していて、実の父親は服役中との事実が発覚する。
公式より
キャスト
チャーリー・クルーズ(演:ダミアン・ルイス)(吹:森川智之)
主役 12年間無実の罪で収監 警察官に復帰 フルーツ大好き とりあえず禅
ダニ・リース(演:サラ・シャヒ)(吹:小島幸子)
クルーズの現相棒 元ヤク中 一晩だけの関係
テッド・アーリー(演:アダム・アーキン)(吹:仲野裕)
クルーズと同居 賠償金の管理
ロバート・スターク(演:ブレント・セクストン)(吹:石川和之)
元相棒
カレン・デイビス(演:ロビン・ワイゲルト)(吹:日野由利加)
クルーズとリースの上司
コンスタンス・グリフィス(演:ブルック・ラングトン)(吹:弊奈緒子)
クルーズの冤罪事件の弁護士
ジェニファー・コノバー(演:ジェニファー・シエベル・ニューサム)
クルーズの前妻 再婚済み
マーク・ロウルズ(演:マイケル・カドリッツ)
被害者少年の父 服役中
アーサー・ティンズ(演:ジョン・スクラロフ)
少年を射殺した犯人
【復帰後の初仕事】
クルーズの復帰初仕事は少年が射殺された事件を捜査することに。復帰初日だから私だけで見てくると言う新相棒のリース君、かまわず射殺現場を見るクルーズさん。少年の遺体から少し離れたところに犬がうずくまっている。犬に聞いたか聞いてくるチャーリー、犬に弾丸が・・・少年を撃った弾が貫通して犬にも、まだ何か犬が知っているとみたクルーズは犬がいた場所の土を調べる、犯人とみられる指が見つかる。撃たれながら犯人の指を噛み千切ったのだった。
被害者の少年の家に行くクルーズとリース。実の父親マークは服役中とのこと。
少年に「父親は無実」だと嘘の情報を伝え、金をまきあげようとした、ロニー・ガースとアーサー・ティンズ。ティンズが少年を撃った。ロニーはクルーズに撃たれ死亡。少年を殺したことをはぐらかすティンズをマークのいる刑務所に服役させようとし、自分の口から自供させたのだった。
【感想】
主役のクルーズはHOMELANDでニコラス・ブロディを演じたダミアン・ルイス。12年の服役で携帯電話やググることをしらない浦島太郎状態ですね。服役中に禅の精神を学んだようです。冤罪の賠償金で大きな家に住んでいるチャーリーうらやましい。
看守にも嫌われているようですが何をしたのでしょうかクルーズ君。一見変わり者、禅の精神でホンワカしているが1話ラストで壁一面に自分の冤罪事件に関わる写真や資料が貼られているのにはかなりの執念がありそうです。
新しい相棒ダニ・リース役は(パーソンオブインタレストのショウ)や(Lの世界のカルメン)のサラ・シャヒ。こっちではリース君なのか・・・POI見てからだとこの名前にニヤニヤきます。暴れん坊双子め。しかも男関連も同様に実用主義ですか。リース君も過去がありそうです。ヤク中とかかな。
変人で寛容でチャーミングなダミアン・ルイスが見られます。警察の特権で前妻の夫の車を止めるクルーズ、麻薬をトイレに流すよう助言し業務妨害しちゃうクルーズ、少年の友達の気を紛らすためにリースとハグするクルーズ。
撃たれても犯人の指を噛み千切った犬に対して「愛を感じる」と言うクルーズ、うん、ワンコまじ愛を感じるよ。
冤罪事件だったのに何故か味方が少なくまだ疑われているような感じですね。冒頭やところどころに入る冤罪事件に対する証言映像も一様に言葉を濁してあります。元相棒のボビー・スタークはクルーズを助ける証言はしなかったのか、弁護士コンスタンスはクルーズと関係を持っていそうなのかな。上司のデイビスもクルーズを信用していなさそうだ。リースに報告するよう言っている。ラストの壁一面資料のとこにもこの上司の写真が追加されていたような・・・。チャーリーの賠償金を管理しているテッドがこのドラマでも癒し要員のようだ。冤罪事件を軸に1話完結で他の事件が解決するようです。