パーソンオブインタレスト シーズン4 第14話

ゾーイ・モーガン(Person of Interest) Paige Turco

『陪審員 Guilty 』

番号対象者

ルートが姿を消しショウの手がかりも無くなったフィンチとリースは、2人だけになってしまう。あんなことがあった後だからと、当分ファスコにも頼るのはやめて、2人だけに戻ろうと決意する。
ハロルド・フィンチ&ジョン・リース(Person of Interest)Michael Emerson & Jim Caviezel
フィンチの仮の身分であるウィスラー教授が、陪審員の候補に選ばれた。なんとか選任されないように、待合室で持参したノートPCを使い、陪審員データを改ざんしようとするが、間に合わず。次に、印象を悪くするような発言で選任候補から外れるのだが、陪審員に選ばれた男の携帯が大きな音で鳴り出し、法廷侮辱とみなされ、なぜかウィスラー教授が交代するハメになるのだった。
全てマシンの仕組んだことで、一緒に陪審員に選ばれたエマ・ブレイクが今回の対象者となる。リースが彼女の家に侵入すると、そこには今回の裁判の切抜きが発見される。
選任される際に事件のことは知らないと言っていたが、選ばれるためのウソだったようだ。
エマ・ブレイク&ハロルド・フィンチ(Person of Interest)Blair Brown & Michael Emerson
フィンチたち陪審員が担当する事件は、テレコム企業のCEOキャロライン・ミルズが自宅で殺された事件。この会社では、最新技術”5K”を開発、近い将来この技術を世に出す予定だ。被告人は夫のチャド・ブライソン。3発の銃弾を彼女の胸に撃ち込み殺した。チャドは企業に失敗し、妻の成功を妬んでいた。夫婦関係は破綻し、離婚で無一文になる前に妻を殺すことを選んだと、検察官は冒頭陳述を締めくくる。

副社長で彼女の右腕でもあるウォードが、証人尋問を受ける。彼女の死後、経営はレストンが最高責任者になり5Kで頂点を目指している。事件の2週間前、彼女が”ケンカばかりで離婚したい”と言っていたと話す。
反対尋問では弁護士が彼に署名入りの報告書を読ませた。”片頭痛や潰瘍、精神疾患などストレス性の病による離職が15%増加”弁護士は、「体調を崩し、会社を去った従業員の中に犯人がいるのでは?」と質問するのだった。

昼食のため休廷になると、陪審員たちは、デリバリーのサンドイッチを頬張る。
フィンチがエマの携帯にペアリングをすると、”自信が無い”と誰かに送信していた。
相手からの返信メールは”お前は指示通りやるしかない”、彼女は誰かに強要されているるようだ。耐えられない彼女が、自分を殺すようにメールを送ると、昼食を取っていた別の女性陪審員が突然苦しみだした。卵アレルギーの彼女のサンドイッチにはマヨネーズが入っていたのだ。エマのメールの相手が仕込んだのかもしれない。エマは加害者ではなく、殺しも辞さないものが裁判を操る気だ。

エマにメールした相手はまだ確かではないが、無罪を勝ち取るためにチャドがフィクサーを雇ったのだろう。「評決が操作されるのは阻止しないといけない」と意気込むリースのそばにゾーイが現れる。他の裁判の対応に来ていたが、彼女はリースたちの事件に興味を示している。助けは不要だと言うが、彼女は自身のフィクサーとしての力を見せ付けてきた。
ジョン・リース&ゾーイ・モーガン(Person of Interest) Jim Caviezel & Paige Turco
セーフハウスに集まったフィンチとリース、そしてやる気を出しているゾーイは、
脅されているエマが、チャドの無罪を主張すると結論を出す。エマは賢くて人当たりがいい、彼女が無罪と言えば皆の気持ちは傾くだろう。エマの合理的な疑いに対して、フィンチは反論するための練習を重ねるのだった。

翌日、最終弁論が終わり、陪審員が審議に入ると、エマは陪審員長となって審議をまとめる役を買って出る。先手を打たれたフィンチは、審議が始まるや否や、チャドは明らかに有罪だと熱弁する。するとエマは、無罪を主張するどころかフィンチの意見に乗ってきたのだ。

リースとゾーイは、真犯人がチャドに罪をかぶせ有罪にするため、エマを脅していることに気が付く。黒幕とフィクサーを捜すあいだ、フィンチには時間稼ぎをしてもらうことになった。評決を取るエマに、フィンチはもっと時間をかけて検討するべきだと意見を翻すと、その後、他の陪審員を巻き込みながら2時間以上粘ることになった。
ハロルド・フィンチ(Person of Interest)Michael Emerson
ゾーイはテレコム企業のサーバーをハッキングし、キャロラインのメールを見つける。
報告書には5Kシステムの安全性の評価が記載されていた。5Kの基地局の数値は人体に有害で、病気を引き起こすほどのものだったのだ。本社の敷地にも開発段階の基地局が造られている。従業員が病気になった原因もこのせいだろう。キャロラインのメールには”体に悪いものは売らない”と、彼女は悲劇を阻止しようとしていたのだ。5Kを諦めれば会社が大損することから、彼女の死後にトップになったレストンが黒幕かもしれない。

審議が長引いてるため、陪審員たちは評決が出るまで隔離されることになった。ホテルに案内されると、各部屋で電子機器を取り上げられてしまう。部屋に入ったエマの元には、”終わらせないと彼の血が流れる”というメッセージと共に、ウィスラー教授の写真に赤丸を付けた1枚の紙が置かれていた。思いつめたエマは、ベランダに出て飛び降り自殺をしようとする。それに気づいたリースは、レーザーポインターでフィンチにモールス信号を送り知らせる。
フィンチは「誰かに脅されているね」とエマに声をかけると、会社の誰かが利益を守るために彼女を殺したんだと話す。「キャロラインは正義を貫いた、あなたも諦めないで」と、手を差し出すのだった。
飛び降りを阻止したフィンチは、誰に脅されているのか彼女に聞く。
陪審員の召喚状が来た後、ドアに封筒が置かれ、中には切り抜きと携帯が入っていたと彼女は話し始める。その携帯にきたメールには”陪審員になり指示に従わなければ人が死ぬ”と。警察に通報しようとしたところ、隣人の家が銃撃された。幸い誰にも当らなかったが、”次は外さない”とメールがきたため、従うしかなかったという。
「悲劇が起こると知らされ、行動を誤れば本当に犠牲が出る」という彼女の言葉に、
フィンチは何もいえなくなる。

ゾーイは自身のコネクションを使い、フィクサーの場所を特定する。裁判の3日前に誰かが会社の裏金で裁判所の向かいの部屋を借りたのだ。その部屋にリースが忍び込むと、窓に12人の陪審員の内、11人の顔写真を貼り出していた。残る一人の陪審員がフィクサー本人、エマをずっと監視できていたのだ。

フィンチとエマの前には、エマを脅していた陪審員の一人ティモシーが痺れを切らして現れていた。彼は「他の陪審員と意見が合わず悩んだ揚げ句自殺する筋書きだ」と言いフィンチに襲い掛かっていた。リースが助けに来てフィンチを守るが、揉みあっているうちにティモシーがベランダから落ちそうになる。リースは「法で裁く」と言い彼を引っ張り上げた。

起訴は取り下げられ、チャドは釈放。CEOのレストンには、基地局による健康被害のことで報道陣が詰め寄っていた。そして、北京へ高飛びしようとするウォードは、ゾーイに詰め寄られる。彼女の右腕だったウォードは5Kの問題を知っていた。そして銃も持っている。彼は殺人容疑でファスコに逮捕された。

セラピー終了

リースは同じ時期に3人の失踪者が出たことを疑問に思い、資料を集めていた。その資料を見たファスコは「副業のほうか?」と興味を示す。ファスコを巻き込みたくないリースは、必要なときは声をかけるといい、資料を取り上げるのだった。
だが、ファスコは独自に資料を手に入れ、勝手に失踪者3人を調査していた。失踪者の携帯の番号が、クイーンズのイライアスのバーの近くで途絶えていることから、イライアスに関係があるのかもしれないとリースに連絡を入れてきたのだ。
地下鉄に戻っていたリースは、失踪者の資料の下から出てきた、ショウの偽造パスポートと写真を見て、「それは俺の仕事だ 手を出すな」と、ファスコにくぎを刺す。

アイリスから”健全”だと認められ、セラピーが終了したばかりだったが、リースはもう一度アイリスの所へ行き、今までのことを話したいという。

リースは父を早くに亡くしたが、誰かに話すのは初めてだと話し始める。大勢を失ったが、それを誰かに話したことはない。仕事柄、私生活を語らないことが習慣になったと打ち明けた。習慣を改めたらどうかというアイリスに、この習慣が、容赦のないこの人生から俺の身を守るというと、「俺と親しくなったものはいつも・・・」と、口を閉ざしてしまう。
ライオネル・ファスコ  Lionel Fusco (Person of Interest) Kevin Chapman
対象者の任務が終了したリースの所に、ウォードを逮捕にきたファスコがくると、ショウのことがあってリースたちが何を考えているか分かっているという。「何のために死ぬかは俺自身が決めることだ 仲間はずれするな」と去っていった。

ファスコの言葉を聞いたリースは、アイリスの元に行き話の続きをする。失うのが嫌で人を寄せ付けずにいたが、何をしても失ってしまう。避けられない。生きるためには習慣をあらためるときかも。
Person of Interest 4×14
少し吹っ切れたリースは、フィンチに失踪者の報告をする。3人の失踪者は皆イライアスの関係者だった。ドミニクの仕業なのかもしれない。ファスコを巻き込みたくないが独りじゃ無理だというリースに、「以前同じことで悩んだ、結局私は君を雇ったがね」とフィンチは微笑み返す。

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感想

ハロルド・フィンチ&ゾーイ・モーガン&ジョン・リース(Person of Interest)Michael Emerson & Paige Turco & Jim Caviezel
ゾーイ姉さんが出てきた!フィンチさんにもリース君にも「坊やたち」って呼んじゃうゾーイさんが魅力的です。しかも2人とも従順に従うという。リースお気に入りなところがこの人らしい。2人とも一夜限りが得意らしいが、このドラマ一夜限り得意な人が多いな。

欲を言えば、ショウとルートが居るときにゾーイさんきてほしかったよ。シーズン3の「Lady Killer」回のような集まりがまた観たかった。「Lady Killer」の3人の内、もうゾーイしか残ってないのよね~、カーターさんは逝っちゃうし、ショウはサマリタンに捕らわれ・・・うう、寂しいねえ。

冒頭とラストのカットは、シーズン初期の頃を思い出すような2人でしたが、一度仲間が増えてしまうと、寂しい感じが漂ってしまいますね。ルートもひょっこり現れなかったですし、思い起こせば彼女はリースやショウのように、フィンチさんに雇われてはいなかったですね。危険人物として捕らえてたらいつの間にか味方になってたという。ということは、シーズン3の頃って、フィンチさんから給料は出てなかったんだろうな。ルートなら不法侵入で金盗むぐらい余裕か。

電子機器回収されて仕方ないのだが、リース君がしゃべってるのに表情変えず通信切るフィンチさんがフィンチさんらしい。そして、銃のポインターでモールス信号送るリース。フィンチさんとの連絡を途絶えさせない執念が見えた。この回って、このモールス信号で2人を遊ばせるのがしたかっただけだろう。モールス信号を言葉に出してしゃべるフィンチの言い方が好きです、そしてモールス信号でも「フィンチ、俺だ」なリース。
リース君がルートの代わりだろうか”ハリー”呼びをしていたが、あまり似合わないな。

久しぶりに「フィンチ、問題発生だ」を聞いたんだが、全シリーズで何回これを言ったのか数えたくなった。あと「フィンチ、俺だ」も。シーズン4からだったら、誰かが絶対言うだろう「サマリタンの仕業だ」。これは数えやすそう。

エマ役の方、どこかで見たと思ったら”オレンジ・イズ・ニュー・ブラック”で途中出てましたね。確か超有名人で刑務所に入る役だったような・・・あっちでは天然系豪快セレブっぽかったです。

エマさんが言った「悲劇が起こると知らされ、行動を誤れば本当に犠牲が出る」って、まんまフィンチさんたちが体感していることなのがグサッときますね。他にもショウの写真やゾーイとファスコの言葉、リースとフィンチお互いの言葉でグサグサくる2人が見れる回でした。

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