パーソンオブインタレスト シーズン4 第20話

リース John Reese (Person of Interest)  Jim Caviezel

『見知らぬ場所で Terra Incognita』

ギャングの小競り合い

ギャングの抗争が激化する中、ブラザーフッド2名がイライアスの手下のカルロに殺された。カルロ自身も負傷し救急車で運ばれていく。リースは殺された2人の番号が出なかったため、マシンに異常があるのではないかとフィンチに連絡を入れる。ちょうどその時、両者とは関係の無い番号が弾き出された。番号はリースが、ギャングの件はフィンチが調べることになる。

ルートはサマリタン対策のため、内情を知る人物に近づこうとしたが失敗。ウェディングドレスの格好で廃地下鉄に戻ってくると、フィンチからギャングの件で協力を要請される。リースからフィンチを手伝うように言われたファスコも加わり、3人で病院へ運ばれたカルロに事情を聞くことに。ルートの脅しで話しを聞きだすと、カルロがデリにいたとき、偶然ドミニクの手下がチップスを買いに来た結果、殺し合いに発展したという。偶発的な犯罪だからマシンが検知しなくて当然だったのだ。フィンチはマシンが正常であることを、対象者を追跡中のリースに連絡し、合流しようと呼びかけるのだが、彼はギャングの戦争に専念しろと言い通信を切ってしまう。
ハロルド・フィンチ(Person of Interest)Michael Emerson
それから数時間たってもリースとは連絡が取れない。今回は何かおかしいとフィンチは心配する。彼の電話が最後に使われた場所は特定できたが、そこで信号は途切れているのだ。今彼がどこにいるか分からない。ファスコに連絡しても、彼も今朝会ったきりだという。対象者のチェイスの名前を言うと、あの事件を追っているのかとファスコは言い、リースのデスクに目を向けた・・・。

番号対象者

対象者のチェイス・パターソンは、2008年に家族が殺され、その容疑者だった。逮捕される前に国外へ逃亡、パリで7年過ごし、最近NYへ戻った。
当時の事件のファイルは、署で保管されているカーターの私物の中にあった。彼女が殺された今は”証拠品”だ。中には事件のファイルと一緒に、息子のテイラーと一緒に写った写真や彼女の手帳もあった。手帳の中から落ちた封筒には”ジョンへ”と書かれ、リースと写るジェシカの写真が入っていた。
リース&ジェシカ (Person of Interest)  Jim Caviezel & Susan Misner

当時の事件

当時、新人だったカーターは上司のターニーとこの事件を担当していた。事件はパターソン家の両親と2人の子供の4人が、喉を切られた状態で今朝見つかった。遺体を発見したのは当時18歳のもう一人の子供、チェイス。金目の物を盗んだ強盗の仕業のようだが、この建物にはドアマンがいるため、去年、麻薬の道具の所持で学校を退学処分されたチェイスが、金欲しさに殺害したとされていた。お手伝いさんたちの証言も、両親とはよくケンカしていたという。

チェイスに事情を聞くと、夜いなかったのはキャッツキルの山荘に麻薬を吸いたくて行ったという。半年我慢したが吸ってしまったのだ。最後に吸った時、病院へ向かう間、母が手を握り続けていたことや、施設でも毎日集会に付き添ってくれたことを語る。山荘から帰ったら母に謝りたかったが、もういないんだと彼は悲痛な表情で声を絞り出していた。

カーターは彼が母親の喉を切れる子ではないと考える。そして、家に置かれたままの翡翠にも疑問を抱いていた。簡単に持ち運べ、質店なら2万ドルで売れる。ヤクがほしくて家族を殺し金目の物を奪ったのに、翡翠を置いていくことはありえないと。その時、犯人のDNAがパターソン家のものだという報告が入った。チェイスが犯人だと確定したようなものだ。だが、彼が犯人とは思えないカーターは、山荘へと確認しに行く。山荘に着くと、テーブルの上には薬があった。床のきしむ音がして振り返るが誰もいない。ちょうど上司から、チェイスは1時間前にパリに発ったと連絡が入る。携帯の通信も悪く、他の事件も発生したと言われ、チェイスの件はこのまま終わってしまうのだった。

チェイスを追跡

リースは当時の事件現場を確認しに行き、その後、チェイスに当時のことを聴こうとするが、知ってることは全てあの時の女性刑事に話したと言われる。さらに、逮捕しないなら開放してと言われ、車で出掛けるチェイスをリースは尾行することになる。途中、フィンチからの連絡には、チェイスを尾行してるとしか言わず通信を切り、山奥に入っていくリースの車は、マシンの追跡範囲外になるのだった。

山荘に入るとチェイスがいた。テーブルには薬、だが彼は自分のではないという。その瞬間、リースは背後からドアマンの男に撃たれてしまう。チェイスがフィルと呼ぶそのドアマンは、本当の名前はギルだという。チェイスの父親が浮気をしてできた子供だったのだ。ギルは母が死んでから父を捜したが、新しい家族を持ってることが分かった。そして、カネをやるから消えろと言われ殺したのだ。チェイスも殺そうとしたが、国外へ逃げられた。ギルはチェイスに8時間で死んでしまう薬を飲ませる。そして、倒れているリースを埋めるため、雪の中を引きずって行く。彼がシャベルを取りに行ってる間に、リースは脚に隠していた銃を取り出し、戻ってきたギルを狙う・・・。

単独行動

リースは対象者を監視していた時のことを思い出していた。カーターがまだ生きていて、彼女と一緒に車の中で監視していた。殺人課では死者が出た後に現場に来るのが普通なため、彼女は殺人が起こる前に来ることになかなか慣れないと話す。
バーが閉店した後も車の中から監視は続く。彼女は将来、退職したらビーチに行きたいと話したり、息子のテイラーは彼女のことを誇れる母親だと言ってくれると話題は尽きない。リースは車の暖房を徐々に上げていく。
彼女はリースの本音を語らない態度に、友人には2種類あるという。うわべだけの友人と本気で語り合える友人。どっちにするかはあなた次第だと・・・。
リース&カーター  (Person of Interest)  Jim Caviezel & Taraji P. Henson
リースは凍えそうだといい、温度を26度まで上げた。カーターは初めてリースと会ったあの夜、どこに向かっていたのかを尋ねる。リースはジェシカとの写真を取り出すと、彼女を置き去りにしたと話し出す。自分は戦死すると思っていた。帰らぬ人を待ち続けるより、もっといい人生が彼女にはあると思い置き去りにしたという。でも間違いだったと自分自身を責める。
その話を聞いたカーターはごまかされないという。今の話しで精神科医を、そして自分さえも騙すのねと言う。別れたのは従軍を経験後、ジェシカを心を閉ざす言い訳に使ってる。孤独でいる理由は他にあるはずだといい、それにもう時間が無い、あなたの時間はあと少し、”死にかけてる”という。

辺りを見渡すと、運転席のガラスは銃弾で割れ、雪の中で横たわっているギル、そして、リース自身は腹部から出血している。チェイスの家族を殺した男を倒したのだ。リースも撃たれたけど何とかチェイスの車に乗った。このまま助けを呼ばないとリースもチェイスも死んでしまうだろう。携帯を取り出すが圏外、車のキーもない。いつもの単独行動のためフィンチたちはリースがこの山荘にいることは知らない。失血死はしないだろうが寒さにやられるだろう。車のキーはギルが持っている。車から出て這いずりながらキーを取り、リースは車へと戻る。温度は26度だ。リースは、会いたかったとカーターに言う。彼女は「誰かの心に残ることが出来て嬉しい」といい、リースが警官をやっていること、そしてファスコが相棒だということに笑っていた。車のキーをまわそうとするが、リースは「暖房が変だ、体が熱い」と言う。いや、寒すぎるのだ。寒さでエンジンも動かない。熱く感じるのは低体温症の症状で錯乱してるのだ。低体温症で判断力が鈍っているリースは、道路に出て車を止めようと車外に出ようとしたり、月の光をヘッドライトと勘違いしたりするが、その都度、彼の幻覚であるカーターがそれを阻止してくれた。そのカーターは、なぜジェシカを置き去りにしたのか尋ねる。リースは初の従軍で部隊の一部がタリバンと出くわし銃撃戦となったことを話し出した。駆けつけた時は、見方も敵も皆死んでた。倒れた兵士の認識票や所持品を回収してる時に、全員、恋人や妻、子供の写真をもっていることに気づいた。皆誰かのために戦い死んでいく。写真など持たないほうが任務に集中できる。だからジェシカと別れたという。
その話を聞いたカーターは、あなたはこうなる道を進んできた、皆に心を開かず、遠ざけてばかりだという。
リースは、カーターには心を開いて大切なこともすべて話せたという。バーの張り込みをしているときに話した。ジェシカとの写真を出し、「この写真を覚えているだろう?彼女の話をしたあの夜君が返してくれた」と話すが、カーターは音楽や仕事の話しだけだったという。ジェシカの写真は保管してたけど返していない、いつかあなたが心を開いてくれた時に返すつもりだったという。でも叶わなかったのだ。
ジェシカのことを打ち明けたかったというリースは、今回の件は、カーターを近くに感じたくて、一人でカタをつけたかったのだと話す。この気持ちは誰とも分かち合いたくないと。
カーターは「あの写真の中に見知らぬあなたがいた、喜びと希望に満ちて愛を知る人。あなたを気にかけて愛してくれる人たちがいる。彼らを受け入れて」という。「あんたは独りじゃないって私に言ったでしょ、あなたも同じ。」
リースは、もう少しだけそばにいてくれるかといい、彼女と手を握り眠った。
リース John Reese (Person of Interest)  Jim Caviezel
気がつくとヘッドライトが近づいてくる。助けが来たのだ。カーターに声を掛けるが、もうそこに彼女はいなかった。

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感想

OP無し!そしてカーターさん!!カーターを近くに感じたくて、一人で捜査しようとするリース君・・・。凍死寸前ながらも彼女との思い出を見て、幻覚としてあらわれるカーターなんですが、リース君の思ってるカーター像って、やっぱスペルタなんですね。車のキーをとりに雪の中這いつくばって進む彼の傍らに、仁王立ちするカーターさんに笑った。しかも鬼軍曹の励まし方!!「イカれ野郎のまぐれ当たりで死ぬわけ?」エンパイアのクッキーにしか見えなかったよ。

それに引き換え、ギャングの抗争の軽いこと。たまたまお菓子買いに来て出くわして殺し合いって、「え?遠足ですか?」と言いたくもなるよね。
ルート SAMANTHA GROVES / ROOT  Person of Interest (Amy Acker )
カータ&リース回で、他のメンバー出番無かった割に意外においしいんですよね。リースにワンダーボーイって声かけるファスコさんとか、ベアーを獣扱いするフィンチさんに、ウェディングドレスのルートさん。ちなみにウェディングドレスに普通のスニーカーでも違和感そんなに無いことに気づきました。泥だらけだったけど。そして、張り込み中に水分とると後で困るというフィンチに瓶をオススメするリース君。

ドアマンは殺害した後もずっとあの建物で7年もドアマンしてたのかと思うと、ドアマンとしては優秀だなと思った。まあ、リースが来た時パターソン様って言わなきゃいけないのに”チェイス”って呼ぼうとしたりしてたが。

それより、リースがジェシカの写真を取り出した後の、「知ってるよな?雨が好きで朝が苦手だった。悪い冗談を言って俺を困らせるんだ、そして、笑う。言い笑顔だった」って、ジェシカのことを愛してたリースだけど、彼女を置き去りにした本音が、”写真など持たないほうが任務に集中できる”だったことに驚いたよ。そりゃあ、ジェシカが死んだのは自分のせいだと責めてしまうだろうなと。

さて、今回でリースはみんなを頼るようになるのだろうか・・・。

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