パーソンオブインタレスト シーズン4 第13話

ハロルド・フィンチ&ルート Harold Finch&SAMANTHA GROVES / ROOT  Person of Interest (Michael Emerson&Amy Acker)

『失踪者 M.I.A.』

番号対象者

リースとルートがショウを捜しに行っているため、フィンチは番号対象者をファスコにお願いすることになる。

対象者は気弱そうな工具店の店員であるアルバート・ワイス。彼を監視していると、もう一人彼を監視している人物に気が付く。
内務調査局のダニ・シルヴァ、今はギャング対策課に異動になったのだという。
ライオネル・ファスコ&ダニ・シルヴァ(Person of Interest) Kevin Chapman & Adria Arjona
シルヴァの調べでは、彼は未解決の失踪事件の目撃者なのだという。しかも2件別々の事件でだ。シルヴァの担当事件の目撃者も失踪していることから、彼女は無断で捜査しているという。
ワイスの8年分のカード記録から、彼がNYにきた9回とも同じ日に失踪者が出ているのだ。そして、彼の勤めている店では、苛性ソーダが50キロ盗まれている。かなりの数の遺体を溶かせる量だ。失踪者は皆ギャング絡みばかり、ワイスはギャングから依頼されるフリーの殺し屋なのだろうという。

最近のワイスの行動から、彼がいるレストランへ潜入する。失踪者がいつも職場から消える情報と、フィンチからの連絡で、ウェイターのマーカス・ヤングが、”280”のギャングと接点があることが分かる。キッチンの中で作業するヤングに近づくワイスを、不法侵入でファスコが取り押さえたのだが、ワイスは自分で頭をテーブルに打ち付け、ファスコが暴力を振るったようにみせるのだった。

ワイスはすぐに釈放、ライオネルはワイスに対して接近禁止令を出される。ヤングは”280”の大物メンバーが3人殺す現場を目撃したため、殺し屋に狙われたようだ。フィンチからワイスが偽名で家を持っていることを教えてもらうと、ファスコはシルヴァにそのことを教えるのだが、彼女は接近禁止令の出されているファスコを置いて、一人でその家に乗り込んでいった。家の中に苛性ソーダや漂白剤を発見、ワイスが隠れていて銃撃戦となる。ライオネルも応援にくるが、2人はワイスを逃してしまうのだった。署に帰ると、こちらの言い分は上に通らず不法侵入が問題になるとファスコは話す。邪魔が無ければ自白をとれたというシルヴァに、ファスコは死なせたくないんだと言う。去年失踪事件を追っていたビル・ブキャナンという警官が、自宅で一酸化炭素中毒で死んだことを教える。もしかしたらワイスに近づきすぎて消されたのかもしれない。今度は自分たちかもと話す。

その後、シルヴァが家に帰ると、ワイスが潜んでいた。だが、ワイスの行動を読んでいたシルヴァとライオネルは、逆に彼を挟み撃ちする。悪あがきをみせ、ファスコを撃とうとするワイスをシルヴァが射殺し、全てが終わった。
ダニ・シルヴァ (Person of Interest)  Adria Arjona
初めて人を殺したシルヴァは落ち込んでいた。そんな彼女にファスコは「あんたは俺の友人たちに似てる、多くの死に出会う。正義の味方は楽じゃない」と、彼らしい言葉を掛けるのだった。

ショウの行方

マシンチームは5つの州で騒動を起こし、ショウの手がかりを1つ得た。証券所を出た冷蔵車が止まったのは、小さな町メイプルだ。リースは仮の身分ライリー刑事として、
ルートは本日の仮の身分、アリス・ギンズバーグ刑事としてメイプルの町へと潜入する。
町では212年を迎えた町の記念イベントが開かれていた。リースたちは冷蔵車を捜すため、防犯カメラの映像を保管している警察署を訪れる。ルートがウィッカー署長から映像を見せてもらっている間、リースは部下の警官から、ウィッカーが職権乱用で問題を起こしたのに、去年の夏に署長に大昇進したんだと奇妙なことを聞くと、署長が趣味で集めている武器をごっそりと拝借することにした。
防犯カメラの映像には一部消された跡があったが、バックアップを調べると冷蔵車が確認できた。この冷蔵車が町を出た映像がないことから、ショウはこの町にいるはずだ。
2人はこの町にいる間の拠点として宿をとると、ルートにセクハラしてきた署長を袋に入れて拉致してきた。他に消された映像はないか尋問すると、映像が消えるのは前からよく起きているという。
地下鉄で調査していたフィンチからは、冷蔵車は3日前に乗り捨てられて、すでにレッカー移動されてるという。

集積場に向かう中、リースはルートにショウが生きていると思うのかと問う。ルートは毒の装置の箱の中に猫を入れる、”シュレーディンガーの猫”の話しをする。生存の可能性は50%だが、開けるまで猫が生存しているかは分からない。量子力学では生きた猫と死んだ猫の両方が混在するという。箱を開けた後は現実を思い知るだけだと話す。リースが不安はないのか聞くと、「あの猫は死なない」と余裕の表情を見せる。

集積場に着くと、管理を任されているメーソン・バウアーが鍵を開けてくれたが、昼間からテキーラを飲み、2人には興味がなさそうだ。フィンチの情報では、彼は家の資産で暮らしていたが4か月前に資産が消失したという。彼が今見ているTVには、ホームレスの男性が宝くじの高額当選をしたニュースが流れていた。

冷蔵車を見つけるが、そこに残されていたのは医療用のドリルとノコギリ、そして大量の出血の跡だった。フィンチがこの町の病院を調べるが患者記録に該当は無い。ルートは神経外科医の住所をフィンチに調べてもらい、その住所へと向かう。フィンチはその間に残ってた血液がサミーンのものなのか調べるという。

リースとルートは神経外科医のハスケルの家に乗り込むが、彼はクビになって以来数か月執刀していないという。だが、頭骨切開について非通知の電話があったという。この町では疑念を持つと不幸が起きるからと、通報はしなかったという。彼の話しでは、半年前、町民の8割が働く繊維工場が移転を決め、この町は壊滅寸前だったという。そこに、キャローという会社が工場を買収し救われたが、それから町は変わってしまった。
工場のディーゼル発電機を廃止させようとした町長は、汚職の疑いをかけられ自ら命を絶った。新しい町長は半年前まで給油所の店員。ハスケルは医療過誤でハメられ町議会を追放された。彼の足にはGPSが取り付けられていた。工場は責任者のトンプソンが一新させ、今はトランスポンダーを作っているという。ハスケルはトンプソンにたてつくと死ぬことになるという。
サマリタンの仕業だと検討のついたリースたちは、トンプソンのいるイベント会場へと向かう。だが、そこでは集積所のメーソンが宝くじ当選者のホームレスを撃ち、騒然となっていた。その騒動の中、リースたちはトンプソンを拉致すると、いつものようにリースから尋問を開始する。彼女はメールで送られてくる指示に従って、移動や発言をしているという。言われた通りやればいい生活を送れ、逆らえば殺されると。半年前心臓発作の後に、この町で目が覚めるとペースメーカーが入っていて、金髪の女性から「人生をやり直すチャンスだ」と言われたのだという。

ルートと代ろうとするリースを、フィンチはサマンサに尋問させないでと止め、フィンチ自身がトンプソンに尋問をすることになる。何のために町を一新させたのか尋ねると、みんなの幸せのためだと話す。金髪の女性は「大勢が栄えるために数人の失脚が必要」と話してたという。しかし、最近均衡が崩れ始めたと彼女は言う。フィンチはサマリタンが観察しているんだとつぶやく。「敵は人間の性質を学ばなかった、メイプルはいわば”アリの観察箱”」まず完璧な町を作り、そして箱を揺さぶるとどうなるか試していると言う。
ルート SAMANTHA GROVES / ROOT  Person of Interest (Amy Acker )
ショウの手がかりを知りたいルートは、医療用のドリルを持ち出し彼女を脅し始める。リースも「彼女は何かを隠している。拷問も時には必要」とルートの肩を持つ。すると彼女は、茶色の髪の女性を見たと証言しだした。工場内に運んでいたという。言ったら自分が殺されるからウソをついたという彼女の手に穴を開け、ルートはショウが生きていたか聞いた。

リースとルートはトンプソンを連れて工場へ潜入。工場では大量のトランスポンダーが製作されていた。サマリタンはあらゆる位置情報を握りたいのだろう。トンプソンはショウが連れて行かれたのは、立入禁止区域の中だという。その立入禁止区域には、工場の真の目的があった。トランスポンダーを脳に植え込み、人を電気化学的に研究するのが目的のようだ。

奥のベッドに女性が横たわっていたが、その女性はサミーンではなかった。フィンチからも、冷蔵車の血液がサミーンと一致しなかったと連絡が入る。彼女は証券所の秘書をしていたデリア・ジョーンズ。流れ弾にあたり、彼女だけ実験対象になり生かされたのだろう。この3日間に連れて来られたのがデリアだけだと分かると、ルートは大暴れを開始し、敵の援軍をなぎ倒していく。リースはデリアを担いで撤収を開始。ここに残り、仕事は辞めるというトンプソンに、「言いなりになって町を破滅させたのはあんただ、その報いは訪れる」とリースは言う。
リース John Reese (Person of Interest)  Jim Caviezel
その後、助けられたデリアは仮の生活を、メイプルの町はサマリタンが手を引いたため、町民は自力で生きていくことになった。

ショウの手がかりが無くなったルートは、「マシンはショウの行方を知っているはずなのに、教えてくれない」と、街中の防犯カメラを睨みつけていた。サマリタンに見つかってしまうため、ショウを捜すのを辞めようと説得するフィンチに、サミーンが生きているのか死んでいるのか答えが必要だと言うと、公衆電話が鳴り響いた。しかし、マシンからのメッセージは”STOP”、マシンも捜すのを辞めろというのだった。ルートは別れの言葉を言い、フィンチの元を去っていった。
グリア (Person of Interest) John Nolan
その頃、どこかの部屋の中でグリアが佇んでいた。彼が見ている先には、ベッドに横たわり悪態をつくサミーンがいた。

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感想

サミーン生きてた!しかも意外に元気そう。

「あの猫は死なない」って余裕で言い切るルートさんなのに、トンプソンには「彼女生きてた?」って聞いちゃうし、サミーンが生きてるか死んでるか答えが必要って言うし、ただの強がり発言だったんだと思うと痛々しい。でも、セクハラ署長を拉致したり、空のバッグを持ち歩いたり、トンプソンの手に穴開けちゃうとか、「凶悪犯はのどかな町を好む」と言っちゃうあたり、元殺し屋だと実感させられる。そして、署長拉致ってる時に手伝おうとしないリース君を見て、この2人の根深いギスギス感が垣間見えたよ。

トンプソンさんは心を入れ替え、残って頑張るようだが、質問に答えたのに手に穴開けられ、少ない特徴と”跳ねっ返り”という言葉だけで、誰なのか分からない人の居場所を尋問させられるという踏んだり蹴ったり。彼女、もう報いは受けたような気がしないでもない。

フィンチさん、ジョンとサマンサ呼びなのはメイプル仕様ですか・・・。帰ってきた後はルートのこと普通にグローブスさんて呼んでたし。
フィンチさんの電話に「お母さん」と言ってでるファスコ。こないだもリース君が「犯罪センター」って言ってフィンチと連絡とってたな、あれもシルヴァ回だった。
「撃てば早い」というシルヴァさんなのに、初めて人を殺しちゃって落ち込むという。この人もマシンチームに入れちゃえばいいのに。

ファスコのネクタイは3×18の時から汚れてるらしいんですが、そんなにお気に入りネクタイなのか!
なにげに今回のファスコさんは、闇雲に走るあの3人を差し置いて、カッコイイセリフ連発なんですよね。
フィンチさんと顔合わすたびに、ショウを気にするファスコをみてると、シーズン3でショウがファスコの息子を助けた時の2人の会話を思い出します。

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