『投げ出されて Thrwon form the ride』
シャナの葬儀
前回ラストに髪の色をイメージチェンジしたハンナは、アリアと一緒に学校内のバザーに来ていた。手に取った本を見るとシャナの名前が書かれている。アリアはシャナの持ち物だったその本をめくり、ペンでマーカーされてある箇所を気にしだした。
”はたして会いと憎しみは根底では同じかそうではないのか”
”激しく愛しても憎んでもその対象が失われれば侘しさと絶望が残る”
授業でマークしただけで気にすることは無いとハンナは言うが・・・。
そんな2人の元にモナがやってきて、「その本をアリソンにあげたらどう?シャナはジョージアに戻ったんでしょう?」と痛いとこをついてくる。
学校のパソコン室でアリアはシャナを検索し、彼女の葬儀の動画を見てしまう。
シャナのことが気になるアリアは、エミリーの家にスペンサーと集まったときに「殺してしまったネイトのこと知りたいと思わなかったか」とエミリーに聞く。「彼の母から荷物が届き考えさせられた、息子の命を奪った人間の名前を宛名に書くのはどんな気もちだったんだろうと」。
アリアは家でもシャナの葬儀の動画を何度も見ていた。エズラの部屋にきたアリアは、シャナの家族のことが気になると打ち明ける。彼はアリアに自分を許す方法を見つけなきゃダメだと助言する。その助言を受けて、アリアは葬式の費用を匿名で寄付したいとシャナの家族に電話していた。しかし、それは自分を許すんじゃなくて、家族に許しを求めているだけだとエズラは話す。エズラは自分が書いた本のことを知られて毎晩眠れなかったと、どう君に償おうかとそればかり考えたと言う。「許してもらえるならなんでもしようと、でもそれは無理だろうと分かったから、その事実を受け入れたんだ」と話し、気晴らしにチェッカーゲームにアリアを誘う。
引越しを検討するケネス
アリソンは2年前の自分の服を処分していた。父ケネスはそう焦らなくてもいいんじゃないかと宥めるが、「2年前の自分はもういない、処分して出直したい」と言い、学校へ登校するためノートパッドと新しいリュックが欲しいと頼む。だが、この街で新しいスタートは難しいんじゃないかと、ケネスは別の街への引越しを提案する。「友達まで奪われたら耐えられない」とアリソンは頑なな状態だ。
メディカルチェック
ハンナに付き添ってもらい、アリソンはメディカルチェックを受けに来ていた。ドクターは調書に無い傷があるためアリソンに何の傷か尋ねる。車から飛び降りたときに岩が刺さったとウソをつくアリソン。ドクターは刺し傷というより切られた痕のようだというが、アリソンは興奮した様子であんな状況で覚えていないと説明する。
検査が終わったアリソンは、検査のときに録音していたボイスレコーダーをハンナに渡し、話を合わせる為みんなに暗記させてという。あの傷はなに?というハンナに、「一度知ってしまったら記憶は消せない」と話す。
ピーターが隠している事とジェシカの死因
ジェシカの遺体が見つかったヘイスティングス家の庭は、今も警察が来て庭を掘り返す作業をしている。その作業を見ていたヴェロニカに、この間メリッサが何か言おうとしたらピーターに止められたことをスペンサーは話すが、ピーターがやってきて話は終わってしまう。
ジェシカの遺体には争った形跡がないため、死因は毒物検査の結果が出てからだとアリソンのメールで知った4人。ピーターが関係しているのではないかと疑うスペンサーに、以前の薬の件などを心配してアンドリューが声をかけてくれた。そんな彼に庭の後片付けを手伝ってもらうことにしたスペンサー。次の日、2人で庭の倉庫で作業していると殺鼠剤を食べたネズミが死んでいた。スペンサーはこれまでネズミの被害なんて一度も無かったと話し、殺鼠剤があることに不審を抱く。しかもこの殺鼠剤は先週買ったものだったことが判明。
庭の片付けも終わりスペンサーが家に入ると、ヴェロニカは考え事をしている。「ジェシカが見つかってずっと胸の中で嫌な感じが渦巻いて消えない」と話す。アリソンがいなくなった2、3日後に興奮したジェシカがきて、スペンサーがアリソンに何かしたと言ってきたのだと言う。ピーターがこのことを警察に言ったら2人(ピーターとジェシカ)の関係をケネスにバラすと脅してたらしい。でも離婚が決まってアリソンが帰ってきたとなればジェシカはいつでも警察に言えた。アリソンではなく、お墓の中にいる子は誰かが手にかけたから、ジェシカはスペンサーだと言おうとしていたとようだ。ピーターが今回のことに関与したかどうか分からない、してないと信じたいと言うが・・・。
スペンサーはネットで殺鼠剤を検索していた。無味無臭、人間が摂取すると死に至るという言葉に顔を曇らせるが、そこにアリソンから連絡がくる。毒物検査の結果がでたのだ。ジェシカは低血圧だったのに、血圧を下げる薬にすり替えられていたという。殺鼠剤が使われたのではないと安堵するスペンサーだが、家の薬棚の中に高血圧の薬があることがわかり動揺する。
スペンサーの家に泊まることになったアリアに、ジェシカはスペンサーが犯人だと嵌めようとしたこと、そしてピーターがそれを止めようとしたんじゃないかと話す。ヴェロニカもそれを認めるような様子だったことを明かす。そこにピーターがきて、ヴェロニカが精神的に参って、警察に八つ当たりしたためスパで2~3日リラックスさせるというのだ。
モナの暗躍
アリソン誘拐話が真実だと思っているルーカスは、アリソンに対抗しようとしているモナに「もうやめよう」と言うが、モナはあの誘拐は作り話だとルーカスに話しだす。誘拐話がウソだと知ったルーカスは、それとなくハンナに近づきアリソンが学校に戻ってくるのか聞きだそうとする。
エミリーはシドニーの水泳の指導をする、今回ペイジも一緒に練習に参加することになる。練習後、カフェで3人楽しそうに昼食を取っていたが、ペイジはモナから見られていることに気付き、顔色が変わる。モナはその後1人で帰るペイジに近づき、アリソン家がローズウッドを離れる可能性があることを知らせる。協力はできないというペイジに、「中立はダメ、エミリーはアリソンの見方」と話す。自分がいじめる側になってどんな気分かとペイジは訊ねるが、モナはそのまま去っていく。
怪しい影
モナが行動を開始する前に、ペイジは「アリソンが学校に戻ってきても距離を置いて」とエミリーに忠告しに家に行く。アリソンから傷つけられた生徒は大勢いる、自分を守ろうとする子を責める気は無いとペイジはすぐに去っていく。ペイジを呼び止めるエミリーの視界には草陰で動く人影が・・・?
ハンナはショッピングをしている。服を個室で試着中、声をかけてくれる店員が個室前からいなくなったすぐ後に、店員とは違う靴を履いた人がドアの前にいることに気が付く。ちょうどその時スペンサーからの電話が鳴り、その人物もどこかに消えてしまう。検査の時のアリソンの録音テープのことで怒っているスペンサー、ウソの上塗りはもうしたくないと言っているが、ハンナは何かあるなら直接アリソンに言ってよとイライラしながら電話を切る。そして、試着していた洋服のタグを引きちぎり、上から着てきた服を着てそのまま店を後にしてしまう。
学校に戻ることが決定する
ケネスを説得したアリソンは学校に戻ることになり、新しいリュックを買ってもらったことをエミリーに話す。だがペイジに言われたことを気にしているエミリーは、新たに出直すなら違う所がいいかもと弱気になる。みんなでまとまっていれば何も問題ないと言うアリソンは、録音テープの暗記をするように言う。
1人になったアリソンはネットで自分のことを検索。そこには自分の写真にイタズラ書きされているものが多数ある。
それをずっと見ているアリソンは何を思うのか・・・。
感想
メリッサが何か言いかけたこと、まだまだ引っ張りますね~。そしてスペンサーの父ピーターさんはジェシカ殺しに浮上した!と思ったらやっぱ違う、でもやっぱ高血圧の薬発見でやっぱ犯人か?と忙しい身分でありますね。ジェシカがスペンサーを嵌めようとする意図がよく分からないんですが、アリソンとスペンサーが話していた「ベッドの下にモンスターがいると思い込んでて、いないと分かったら自分で作り上げるのかな」とりあえずこの言葉が妙にしっくりきました。たぶんスペンサー思い込みすぎっぽいなあと。
そしてアリソンは不穏な動きがいくつか見受けられたんですが・・・。まずエミリーにメール送信するときの“A”で一瞬動きが止まるとこ、まあこれは自分の頭文字が“A”と一緒なことに気付いたってだけかな~とは思いますが。ただネットで自分のイタズラされた画像とか見てるときのアリソンの表情は、哀しいのか怒りなのかどっちか解らないとこが、学校に登校した後どう表面化するのかどう動くのか次の展開が待ち遠しいとこでもあります。あと傷もあったな~。あの傷がどんなふうにできたのかハンナにはちゃんと教えたのかなあ。
ハンナさんは~洋服万引きしちゃいましたが、なになにストレスですか?モナと万引きやってた前のハンナに戻っちゃうのか?心配だ~、しかも誰か分からない靴の人が試着室前にいたし万引きバレてそうだな、いやハンナのことだから囮捜査で万引きしてそうだが・・・だが裏をかかれて分が悪くなるといつものパターンになりそうだ。
アリアさんはかなりシャナのことを引きずっているがもう大丈夫かな?エミリーにこれでもかとネイト殺害のことを聞きまくって落ち着こうとしていたが、そういえばエミリーはネイト殺した後そんなに引きずってなかったような気がするなあ。かなり前のシーズンだからもう忘れたが、マヤ殺害犯だったわけだしね。そんなに引きずることも無いか。
次回は学校にいくアリソンが見られるのかな、モナとどんな対峙が待っているのか恐々ですね~。