『資金洗浄 Blunt』
番号対象者
今回の対象者は、大学院生のハーパー・ローズ。彼氏のトレイ・ウェンダーはマリファナ等の所持で6回もの逮捕歴がある。そんなトレイのバイトのシフトを彼女は代わってあげるのだが、そのバイトは、州でのみ許可された医療用マリファナを扱う店だった。オーナーのノアは、売上金の運搬を警備事業を始めたブラザーフッドに依頼。しかし、回収時間がバレていて、メキシコの麻薬カルテルに狙われ銃撃戦となる。リースが全員の膝を撃ち、カネの入ったバッグを死守するが、中身はすり替えられカネは無くなっていた。ハーパーの仕業だとすぐに分かったリースは、彼女を追いかけカネを返すように説得する。しかし、隙を見せたところに殴りかかられ、彼女は金を持ち去ってしまう。
彼女の寮の部屋を調べると、複数のIDと携帯が見つかる。ハーパーという名も偽名で、本物のハーパーは休学中だった。薬局のカネの流れを彼女が調べていることから、麻薬カルテルを手引きし、襲撃させたのが彼女で、その麻薬カルテルも騙したことが判明する。ファスコの調べでは、彼女が複数の偽名で犯罪に関与していたことも分かった。
その頃、売上金を奪われたノアのところに、ドミニクたちがあらわれ、麻薬カルテルに回収時間がバレていたことを詰め寄っていた。カネも奪われ、部下も撃たれた事にカタを付けると言うドミニクは、ノアからトレイの紹介で雇ったというハーパーと連絡が取れないことを聞き、部下たちにまずトレイを拉致させるのだった。
トレイはブラザーフッドの資金洗浄の拠点に連れて行かれる。ここでは、アリファナなどの銀行が嫌う違法なカネを、ゲームを通じて洗っている。ゲーマーを集め、オンラインゲームで通貨を仮想通貨に交換、その後リアルマネーに戻し銀行に送るのだ。トレイはハーパーの居場所を言うように脅される。だが、彼も彼女に騙されていた一人で何も知らなかった。ハーパーの居場所は分からないままだが、ドミニクは、彼女とライリー刑事が絶対にやってくると確信していた。
リースに膝を撃たれた麻薬カルテルの一員から、数週間前にクラブでハーパーと知り合ったことを聞き、そのクラブで彼女を捕らえることに成功する。素早くやんちゃな彼女は、ファスコと手錠で繋がれ逃げられないようにされる。カネはすでに支払いや借金返済に使われていた。ドミニクの金を奪った彼女に、彼らは君を殺し、カネを取り戻す気だとリースは言うが、そんな中、トレイの番号が新しく出てしまう。彼が殺される前に救出するため、フィンチの用意した大金を抱え、リースはブラザーフッドの居場所へと行く。
しかし、来たのはドミニクの手下だけ。話にならないというリースは、名刺を残し、電話するか、ぶちのめされるか選ばせてやるといい去っていく。
その後、レストランでリースとドミニクが落ち合うと、カネを返す代わりに、トレイとハーパーを見逃すように交渉が始まる。だが、ドミニクは最終的にトレイとハーパーを交換するように言ってくる。断ると、ドミニクの手下があらわれ、さらに、ファスコがドミニクをポインターで狙い、緊迫した状態になる。交渉は失敗に終わった。
交渉が失敗だったことを知ったハーパーは、ある策を実行するため、フィンチたちに手伝ってもらうのだった。
まず、犯罪組織パラル・カルテルのニコに、この間の埋め合わせをすると言いハーパーが会いに行くと、ブラザーフッドがどこで資金洗浄して保管しているか知っていると話すし、「私を捕まえた情報を流せ」という。ブラザーフッドが食いついてきたら、カネと交換するよう話しを持ちかけさせたのだ。
計画通り、ハーパーを連れてブラザーフッドの活動拠点にきたカルテルだったが、カネが見当たらないことに気づくと、双方銃を構え、臨戦態勢となる。その間にリースは、トレイを救出。
ファスコの役目は、タレコミがあったとして、大勢の警官を引きつれてくることだった。違法な武器を所持していたカルテルは逮捕されてしまうが、ブラザーフッドは、警備事業として銃の登録をしていたためお咎め無し。資金洗浄のこともバレなかった。このことは、ハーパーがノアに情報を流し、ドミニクに警告をしていたようだ。裏で情報を流したことで、今回は見逃してと、彼女はドミニクに交渉する。ドミニクは、カルテルと俺を出し抜いたから仲間にしてやると言い、刑事たちに飽きたら来いと話すのだった。
マシンの計画
地下鉄にあらわれたルートは、今までスリランカに行っていたようだ。暴走した人工知能に勝つには、有能な仲間が必要よと言うと、次のマシンの計画は分からないが、特定の人を惹きつけるアプリを作ったとだけ話し、フィンチに土産の紅茶を渡すと、話しもそこそこに出て行ってしまう。
気になったフィンチは、ベアの散歩をしながらルートを尾行していたが、あっさりと撒かれてしまった。次の日も尾行をすると、とある建物へと彼女は入っていく。
ルートはシャノンという仮の身分で、ケイレブ・フィップスの立ち上げたIT企業へ作成したアプリを持ち込むのだった。ケイレブの開発した圧縮アルゴリズムと、自身のソフトウェアを組み合わせれば、低価格で売り出せると話す。彼はルートのコードを気に入り、彼女はセキュリティ・ソフトウェアの開発に参加することになった。
感想
ベアーの噛み噛み回じゃないですか!ストーリーと何の関係もない靴噛み噛みだったけど、ベアカワイイ、タレ目ベアかわいいよ。この顔可愛いでしょって知ってる上目遣いだよ。
マリファナに詳しいフィンチさんを疑うリース君ですが、背中の痛みも付け加えとくってとこから、フェリー爆発事故でちゃんと治療してないフィンチさんも使ってたから詳しいのだろうか。
盗人キャラが出てきましたね。ハーパーさんは俊敏さ最強のようです。別れ際にフィンチさんから時計くすねるけど、フィンチさんも負けじと指輪をくすねていたとは。いつの間にそんな技を取得したのでしょうかフィンチさん。彼女はアンティークの婚約指輪をはめていましたが、ムカつく婆さんから盗んだ安物といっていましたが・・・本当にムカつく婆さんからぬすんだのかな?なんだか意味深な感じがした。
彼氏のトレイさんは助けられたのに振られちゃうという、でもヘラヘラしてるそんなところがクセになりそうなトレイさんでした。
そして、あのケイレブ君が!!2×11の”2ΠR”の感動がふと思い出されましたよ。あのときの圧縮アルゴリズムだと思いますが、高校卒業してすぐ企業したのでしょうか、ルートさんはそのアルゴリズムをマシンちゃんに利用するのかな?ルートが、ケイレブの評判を聞いたのは”2ΠR”を間近に見ていたマシンから聞いたってことか。なんだろうか、それを考えるとルートにはマシンちゃんしか友達がいないように感じられて、誰か友達になってやれよと思いました。
フィンチさんにはっきり言ったらといいつつ、ショウさんの名前を出されると、即座に話題を変えようとするルートさん、強がりさん。紅茶のお土産、すぐに香りを嗅ぐフィンチさんはやっぱり食べ物飲み物に釣られやすい人だった。女子寮だったと気付いた後のリース君の顔は変態オヤジのような顔にみえたんだが・・・。ハーパーにもヒーロー願望のある元軍人といわれちゃうリース君は、会う人会う人に、この人、刑事じゃないって思われすぎてて、元CIA失格なんじゃないでしょうか。